エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

20200611_日本経済新聞HL

  東京は梅雨入り、一方、意味不明のまま発せられた東京アラートは意味不明のまま解除されます。

 

(1)FRB、22年末までゼロ金利維持 資産購入月1200億ドルに

<「急激に悪化」と米景気の現状に強い懸念 失業率は2020年末で9.3%、21年末で6.5%見込む マイナス金利導入を検討する参加者はゼロ>

(2)英アーム、中国合弁のトップ解任 内部対立か

(3)孫氏、ファンド「止血」急ぐ 10兆円運用は袋小路に

(4)「風と共に去りぬ」配信停止 黒人差別問題で米動画大手

(5)大企業景況感、4~6月マイナス47.6 過去2番目の低さ

(6)明日の世界の支配者は ジャック・アタリ

<中国は広域経済圏構想「一帯一路」を掲げる経済大国であり、一層の軍事大国になる。技術力でも世界のリーダー格で、領土内には大量に資源が眠っている。金融面でも、デジタル人民元を発行して世界通貨をつくり上げようと画策しているようだ。

一方、トランプ大統領は、米国の根深い孤立主義の代弁者でしかない。

食料自給や社会保障ももろさをはらみ、独裁者が優れた個人主義者の活躍に歯止めをかける。米中は、21世紀の巨大勢力ではあるが、それぞれ世界の支配者にまではならないだろう。中国は2つの極めて危ない選択肢を持つことになる。

世界に規範を示すのが国家や国家連合でないのなら、役割を担うのは一部の大企業かもしれない。米IT(情報技術)大手「GAFA」は、軍事や文化などの面で決定的な影響力を持つ。こうした企業は独自のデジタル通貨を準備し、自分たちの利益のために人々の行動を監視しようともしている。君臨するのは常に監視する者なのだ。従来は、政府との関係で市場が優位に立ったとしても、両者は対話を続けてきた。今後は混沌とした事態も起こりうる。

生き残りを望むなら、利己主義ではなく、利他主義が自身の利益になることを意識すべきだろう。現在と未来の人々を含めた、生きとし生けるものへの利他主義を実践すれば、人類は感動に満ちた冒険を堪能できるはずだ。>