エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

福島原発事故を受けて

福島県第1及び第2原子力発電所は、福島県の太平洋岸に沿って相馬市といわき市の中間点辺りに立地しています。原子炉の冷却用に海水を使用したという報道からもわかる通り、臨海地域にある発電所であるために、今回の地震津波の被害は、文字通り直撃だったのだろうと想像されます。

地震被害のために原子炉を冷却して停止する機能が不具合を起こし、今回の原発事故に繋がっています。不測の事態を未然に防ぐために、健康被害も懸念される環境の中で全力をあげて作業をしてくださっている原発施設の従業員の皆さんを始め、現場で国民の安全のために仕事をされている方々には頭が下がる思いです。また、避難をされている住民の方々には、心よりお見舞い申し上げます。被ばくの被害が最小限に抑えられるよう祈るばかりです。

さて、メルマガ「ロシア経済ジャーナル」でいつも鋭い国際情勢分析をされている北野幸伯氏が露西亜におけるチェルノブイリ原発事故の経験も踏まえて、放射線に関するメルマガ特別号を発行しておられましたので、骨子を転記いたします。

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誰にでもできる放射能対策

原発事故勃発のような時、ソ連政府も日本政府も同じ行動をとると思われます。つまりパニックを恐れるあまり、情報をひかえ目に出すのです。チェルノブイリの場合は、ソ連政府は情報を隠しに隠しました。ところが、欧州の放射能レベルがあがったためバレチャッタのです。というわけで、念のために、今から放射能対策をしておきましょう。

1.雨にぬれないこと

チェルノブイリ事故は1986年4月26日に起こりました。5月1日、ソ連国民は労働者の祭日メーデーを盛大に祝いました。この時、雨が降ったのです。市街に繰り出した人は、「雨には大量の放射能が含まれていること」を知らされていませんでした。それで、放射能にやられたのです。

2.なるべく家にいる

外出は、家と仕事の往復だけにしましょう。花見にくりださないように!原発に近い人たちは、子供たちを幼稚園や学校に行かせず休ませてもいいかもしれません。露西亜の報道によると、「爆発で放射能が漏れたとすれば、8日くらいは危険」だそうです。

3.外に出る時はマスクをつけましょう

できれば、高性能防塵マスクがよいそうです。なければ、普通のマスクを水にぬらしても効果はあるそうです。それと、長袖の服を着て、なるべく肌の露出を減らしてください。

4.家にいるときは、戸や窓を開けない

なるべく家にいると同時に、窓を開けないでください。戸も、必要があって外に出る時以外は閉め切っておいてください。

5.昆布を食べましょう

放射能の被害を防ぐために配られるのがヨウ素剤です。しかし、ヨウ素剤が入手できない人も多いでしょう。ところが、手っ取り早くヨウ素を体に入れる方法があります。それが「昆布」なのだそうです。早速今日から、家族皆で毎日昆布を食べましょう

ちなみに露西亜の友人によると、「赤ワイン」も放射能の影響を軽減する効果があるそうです。

6.食糧と水の備蓄を

まずは、ミネラルウォーターを大量に購入しておきましょう。そして、お米、パスタ、缶詰など、日持ちする食料を1週間ほど買っておきましょう。

7.放射能の被害はすぐに見えない

ここで強調したいのは、「放射能の被害はすぐには見えない」ということです。しかし、放射能のこわさは、将来ガンや白血病になる確率が高くなることです。

今から1〜2週間くらいが重要です。