エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

2014-01-01から1年間の記事一覧

原油価格急落の原因とその影響

原油価格が10月頃から急落しています。我が国に関係の深い中東の指標銘柄ドバイ原油は、本年6月110ドル/1バーレルだったものが、先月末から今月にかけて70ドル程度まで下がってきています。その原因の主なものは、第1に供給側の原因として、米国…

安倍総理解散記者会見の印象

消費税増税延期及び衆議院の解散を決めた安倍総理は、今夜19時過ぎに記者会見を行いました。件の記者会見を聴いた印象ですが、非常にまずい。安倍総理と自民党は、思惑通りの議席数を確保できないかもしれないという氣がしてきました。この期に及んで、た…

沖縄知事選で翁長候補が圧勝

国の安全保障に関する課題が争点となって注目を集めた沖縄知事選挙の結果が出ました。時事通信記事からの一部転載します。=== 時事通信 === 任期満了に伴う沖縄県知事選は16日、投開票された。日米両政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)…

日中合意は「合意文書」ではなかった

北京で開催されたAPECにおいて日支首脳会談が実現しましたが、そのお膳立てとなったのが谷内国家安全保障局長が訪支して合意したとされる4項目でした。 その中身は、次の4項目とされています。(1)双方は、日中間の4つの基本文書の諸原則と精神を遵…

消費税再増税は延期?

今月は、16日沖縄知事選挙及び17日の7−9月GDP速報値後にも期待される消費税再増税に関する政治決断の発表が最注目の一大事であると考えています。青山繁晴さんの解説によれば、先月与党の一角である公明党の山口党首が来年夏のダブル選挙の可能性を…

年末にかけての投資戦略20141106

某公共放送などは全く採り上げなかったこのような報道(クルーグマン教授が安倍首相と会談、消費増税反対を表明)がありました。消費税再増税はない、という方に傾いていると見て良いと思われます。1年半程度の延期ということで、凍結や廃止ということは、…

年末にかけての投資戦略20141105

米中間選挙は、予想通り共和党がこれまでの下院に加えて上院でも多数派を確保し、野党が上下両院を支配する完全なねじれ状態が現出されそうです。野党共和党の優勢は織り込み済みだと思いますので、影響は限定的なものと思いますが、米国の決められない政治…

年末にかけての投資戦略20141103

今朝のNHKラジオ「今日は何の日」で、11月3日は1946年に日本国憲法が公布されたのにちなんで「文化の日」とされたとのことでした。間違いではないのでしょうが、明治節に触れないのは不可思議な公共放送だと思います。また、日本国憲法を作成した…

年末にかけての投資戦略20141024

今週は週初に小渕優子経産相及び松島みどり法相の政治醜聞に起因する辞任劇があり、これまで磐石と見られていた安倍政権の先行きに一抹の不安が過ぎったという感じになりました。思えば、ただ1人の引責辞任もなく、実に安定していた内閣をわざわざ改造した…

エボラ熱は報道よりやばい

エボラ出血熱の流行が国際社会を揺るがす大問題になってきました。WHOによれば、既に8914人が感染し、亡くなった方も4447人に達しているといわれている恐ろしい感染症のようです。当初、飛沫感染は起こらない病氣であり、なおかつ流行しているの…

年末にかけての投資戦略20141012

先週の国内の株式市場は、上げ過ぎの米国が日柄調整に入ったのに引きずられて調整入りの様相でした。我が国の場合、単なる日柄調整だけではなくて、消費税増税後の景氣の落込み及び今後予定される消費税再増税の織り込みをやっている最中という仮説が成り立…

為替相場20141007

10月4日に立てた筋書きのうち、第一次の110円台定着への挑戦が取り敢えずは終わり、日柄調整で105円から107円の間くらいまでじりじり下げる日柄調整になるような相場になって来ました。日柄調整は1箇月余り続く可能性がありますが、長期的な流…

為替相場20141006

先週末発表された9月米国雇用統計が予想を上回ったのをそのまま受けて、ドル高・円安及び株高ですが、ドル円で110円に挑戦するほどの動きは見られません。109.60円辺りが日計りの収束値のようで、上下10銭も動かない時間が続いています。 午後、…

為替相場20141004

とある外為商品取扱い業者に口座を開くことになり、小遣い稼ぎの外為取引を始めてみようかと画策しています。取りあえず昔買った矢口新氏の本を読みました。 9月の米国雇用統計発表前の今週から始めようかと思い描いた筋書きは次の通りでした。 「110円…

テレビ局の情報工作

Gyaoで放映されていた米倉涼子主演の「HUNTER」1話と2話をちら見した。2011年頃の作品、B級ドラマとして米倉ファンにはそれなりに楽しめる内容のようです。しかし、ここ数年批判の的になっているこのテレビ局、当時の立ち位置が露骨に表現…

政局を占うための前兆

安倍総理は、9月3日午後、第2次安倍政権で初めてとなる内閣改造を実施しました。この中で注目されるのは、厚生労働大臣の塩崎恭久衆議院議員、農林水産大臣に就任した西川公也衆議院議員などの改革推進派の登用です。とりわけ塩崎氏は、年金積立金管理運…

分岐点の秋

自分の意思で動いているつもりが、実は何かに操られている。本来自分はそうするつもりではなかったのに、いつの間にかそうするように導かれている。そういうことが、現実にあるようです。 よく言われている例が、ハンバーガー大手のマクドナルドと組んだ穀物…

支那の歴史法則

憲政史家の倉山満氏によれば、支那の歴史は比較的簡単に型にはめて理解することができるそうです。その型を図式化すると次のような支那の歴史法則になります。(1)新王朝成立 ↓ (2)功臣の粛清 ↓ (3)対外侵略戦争 勝てば「領土拡張」、「政権の権威高…

青山繁晴氏「ザ・ボイス」(2014年7月24日)より

今月は世界を動転させる強烈な事件が続発しています。日本放送「ザ・ボイス」で青山繁晴氏が毎週木曜日の週一回発信しておられるニュース解説をまとめておきました。 1.ウクライナ軍機が撃墜される マレーシア航空機撃墜から間もないこの時期であるにもか…

NHKビジネス展望が多少はまともに

NHKビジネス展望では、相変わらず聞くに堪えない抽象論や妄想論が多々聞かれますが、解説陣の入替でまともな学者や専門家と思しき方の解説も聴けるようになって来たのは朗報です。7月17日放送の津上俊哉氏による支那のGDP発表を受けての解説では、…

今夏は油を注ぐ怪談が続く

武力紛争に油を注ぐような出来事が続いて、戦慄を覚えます。7月17日、遂にイスラエル軍がガザ地区に地上軍を投入したと伝えられています。 イスラエルがガザで地上作戦開始、武装勢力が対象 2014/07/18 イスラエル、ガザに地上侵攻 2014/07/18 勝谷誠彦氏…

消費税増税はやはり効いてきている

消費税増税の悪影響は、やはり日本経済に出てきているのではないかという経済評論家達の声が目立つようになってきている氣がします。そのきっかけとなったのは、「5月の実質消費支出 前年比8.0%減 2014/06/27」(日本経済新聞)の報道でした。5月の実…

FIFA World Cup 日本代表敗退

2014年World Cupの結果は、日本代表にとって非常に厳しいものとなりました。25日早朝行われた対コロンビア戦に1対4で敗れ、1勝もできずに1次リーグ敗退です。大会自体は、間もなく決勝トーナメントに突入するというところで、益々の盛り上…

話をするということ

講演、講義又は対談などの話をする機会は、どこからともなくやってくることがあります。そんなときのために、話のネタを常日頃から用意しておくこと、「ネタ帳」を作っておくことはお勧めかもしれません。 しかし、そんなことよりも大切なことは、聴衆又は相…

FIFA World Cupの見方

今朝のNHKラジオで、元ジュビロ磐田の福西氏がサッカー観戦についての助言をされていました。当該チームの戦術や現況を一番手っ取り早く知る方法は、ボランチ(Volante)の位置と動きを見ることなのだそうです。現日本代表だと、遠藤選手と長谷部…

維新分党異説

維新の会分党の結果は、橋下大阪市長側が37人、石原慎太郎氏側に付いたのは23人でした(勢力拡大へしのぎ=石原・橋下新党が「始動」−維新分党)。結いの党との合併を巡って石原、橋下両代表の意見の違いが表面化して溝が埋まらなかったというのが世間一…

司法の独立は証明された?

我が国における三権の分立、とりわけ司法権の独立が、国際的な約束事を無視するとんでも裁判が横行している亜細亜の隣国に比較しても、しっかりと確立されていることは昨日の地裁判決を見れば明らかです。しかしながら、国家の安全保障よりも人権、「公」よ…

クリミアと南支那海からの教訓

2014年前半に起きた一連の国際紛争の中で、露西亜によるクリミア(Crimea)併合及びウクライナ(Ukraine)情勢並びに南支那海での現在進行形の紛争は、米国による覇権のほころびを顕在化させ、世界は戦国時代のような難しい多極化時代に入…

支越紛争 これまでの経過分析

南支那海で支那の海警関係の公船がヴェトナム沿岸警備艇に衝突するなど、小競り合いが1週間余り続いています。ヴェトナム国内では、反支那の世論の高まりに応える形で始まった反支那デモが暴徒化する事件も起きるにいたり、事態は深刻化の様相を見せていま…

日本には一点も非はない

我が国と支那との関係で常に問題となる「尖閣諸島」及び「靖国神社」、この2つの問題については、全て支那からの言いがかりであり、我が国には1点の非もないことです。問題は、そのことを事実を挙げて論証する報道をしようとしないテレビと新聞であり、子…