エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

支那の歴史法則

 憲政史家の倉山満氏によれば、支那の歴史は比較的簡単に型にはめて理解することができるそうです。その型を図式化すると次のような支那の歴史法則になります。

(1)新王朝成立
     ↓
(2)功臣の粛清
     ↓
(3)対外侵略戦争
   勝てば「領土拡張」、「政権の権威高揚」
   負けても「口減らし」
     ↓
(4)漢字の一斉改変と改竄歴史書の作成
     ↓
(5)閨閥、宦官、官僚ら皇帝側近の跳梁
     ↓
(6)秘密結社の乱立と農民反乱
     ↓
(7)地方軍閥の中央侵入
     ↓
(1)新王朝成立

 現代の支那情勢は、太子党習近平青年団出身の胡錦濤上海閥の領袖江沢民の鼎戦による権力闘争が激化していると見てよいようです。最高指導部メンバーだった周永康前政治局常務委員を当局が取り調べるとの報道が伝えられました。公安・治安部門をおさえ、かつ石油利権の頂点に君臨した実力者の失脚は、ここ数十年にわたる常識を破った事件であるため、習近平指導部に対する反発が強まり、情勢流動化の可能性を含んだものといえます。
反腐敗」という名の“粛清”に反撃も 江・胡両派が連携の可能性  2014/07/30
習政権、破った不文律 司法・警察握る大物、党内激震 2014/07/29

 しかし、一方の超大国も、かつての一極覇権時代は今は昔、国内問題で手一杯の様相を呈しています。
オバマ大統領に「弾劾」の可能性、上級顧問が警戒感示す 2014/07/28