エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

朝鮮半島情勢の見かた

 風雲急を告げる朝鮮半島情勢です。郵便学者という変わった肩書の内藤陽介先生の解釈は、とても斬新で参考になりました。支那と北との関係は、キューバ危機当時のソビエト支那の関係に酷似しているという見方、そして、北と南の関係は、支那と香港の関係になぞらえることができるというのです。香港がそうであったように南は北にとって世界に開かれた出島のようなもので、金の卵を産む鶏にもたとえられる存在です。だから、敢えてこれを武力で併呑したりする理由はないのです。一国二制度の高麗連邦のような連邦国家を形成し、金づるとして利用することができれば最高の結果というわけです。

 今後南北の指導者が、民族主義プロパガンダに走る傾向が見られれば、我が国としては、高麗連邦形成の思惑がありとみなして対応していくことになるのでしょう。