エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

夏越の祓えの日に政局を振り返る

 夏越の祓えという神道の行事を最近まで知りませんでした。昨日(6月30日)で今年の半分が過ぎ行くわけですが、その節目の日に一年の半分についた穢れを祓う行事です。しかし、半年過ぎるのはあっという間です。安倍政権がテロ等準備罪を成立させ、憲法9条改正を正面から取り上げるにいたって、森友学園加計学園、山口事件、豊田真由子事件と倒閣運動が続き、今度は稲田防衛相が都議選の最中、火に油を注ぐような問題発言を行ってしまいました。こういう状況下で、経済にも変調をきたすようなことがあると、安倍1強などとうそぶいてはいられなくなりそうです。とりあえずは、東京都議選挙の結果が今後を占う有力な指標となるのでしょう。しかし、選挙後は小池知事に相乗りしようと目論んでいるのか、自民党候補の主張は弱弱しかった。

(1)鉱工業生産3.3%低下 5月「計画通りの減産」
経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)の速報値は前月から3.3%低下し、100.4となった。落ち込み幅は東日本大震災のあった11年3月以来の大きさ。4月に自動車の国内向け生産が増えた反動が出た。ただ、4〜6月をならすと前期比2%超の上昇を見込む。基調判断は「持ち直しの動き」に据え置いた。(6月30日 日本経済新聞電子版)>

(2)5月の消費支出0.1%減 衣料など不振、物価は0.4%上昇
総務省が30日発表した5月の家計調査によると、2人以上世帯の1世帯当たり消費支出は28万3056円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.1%減少した。昨年2月の支出がうるう年の影響でかさ上げされたのを除けば、1年9カ月連続で前年を下回った。婦人服など衣料が不振だったほか、前年より日曜日が1日少なく外食などの支出が減った。...総務省が同日発表した5月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数が100.3となり、前年同月比0.4%上昇した。ガソリンや電気などエネルギーがけん引。エネルギーも除くと、前年同月から横ばいでエネルギー以外の物価は低迷している。(6月30日 日本経済新聞電子版)>

 経済は、既に変調をきたしているのかもしれません。これでは、民進党は消えてなくなりそうな勢いであるのはさておき、都議会与党自民党に対しても厳しい結果が待っているのかもです。