エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

維新の会、堺市長選で惨敗

 橋下徹大阪市長は、お膝元の堺市長選に敗れました。現職で無所属の竹山修身(おさみ)氏(63)と維新新人の西林克敏氏(43)の一騎打ちとなった堺市長選は、報道各社は投票締め切りからほどなく竹山氏の「当選確実」を伝えた模様で、接戦にもならない橋下維新の会の惨敗という結果に終わりそうです。橋下氏としては、前回の市長選で当時知事として応援した竹山氏に裏切られたまま、意趣返しに失敗した格好であり、また、堺市民は裏切り者を敢えて市長に再選したのだから始末が悪いとしか言いようがありません。

 橋下徹大阪市長は、今のところ維新の会代表を辞任しないと記者会見で語っていますが、お膝元で敗れたことにより、大阪都構想の実現に暗雲が垂れ込めることとなったのは間違いありません。関西圏での求心力が急速に低下し、ひいては同党の国会議員に対する影響力も弱まり、同党の先行きが危ぶまれることにさえなりかねません。

 ここはじたばたしないで、じっと雌伏に耐える局面のような氣がいたします。戦って敗れたここを耐え切れば、橋下氏は一回り成長して再び機会を掴むことができるでしょう。何せ、氏はまだまだ時を味方につけることができる44歳の若さです。

 維新の会の弱体化は、相対的に安倍自民党の選択肢を狭めることとなり、間接的に安倍政権の行く先にも微妙な影響を及ぼす可能性が懸念されます。

開票0%の「敗北」 橋下氏頼み…退潮クッキリ