エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

20170129_日本経済新聞HL

 昨年英米で起こった大きな事件、英国国民投票でのEU離脱派勝利及びトランプ候補の大統領選挙勝利の意味するところは、すなわち先の大戦後の国連を中心とした多国間による安全保障という体制からウェストファリア体制への回帰に流れが大きく変わったのではないかという評者がおられます。ウェストファリア体制とは、欧州大陸における30年戦争が終結した1648年以降の体制であり、宗教戦争の様相を呈した30年戦争の成果は、以後内心でどんな宗教を信仰しているかということを理由に殺し合いはしないという大原則が確立されたことでした。国家間でも信仰の違いを理由に内政干渉して戦争を起こすことが禁じ手となり、国家における領土権、領土内の法的主権及び主権国家による相互内政不可侵の原理が確立され、近代外交及び現代国際法の根本原則が確立されたとされています。

(1)米英、強まる「自国第一」 揺らぐ世界秩序

(2)「イスラム国」掃討計画30日以内に トランプ氏が大統領令

(3)「テロ懸念国」の入国禁止、米IT業界が懸念強める

(4)米独首脳、NATO「適切な軍事費負担必要」 電話協議

 相変わらずのトランプ関連報道ばかり。