エウレカ徒然備忘録

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履修不足

履修不足、31校に拡大=全校調査で判明−岩手県教委(時事通信)

 県立高校で必修とされている授業を実施していなかった問題で、岩手県内では31校で履修科目が不足するなどしていたことが25日、同県教育委員会の全校調査で分かった。
 県教委によると、31校のうち生徒の卒業に影響があるのは27校という。

 

不謹慎となじられるかもしれませんが、なんか、どうでもいいというか、こんなにMediaが学校を責めたてるべき事なのだろうか、と思ってしまいます。岩手県だけで31校って、結構多いと言うか、大部分の県立が該当しているのではなかろうか。徹底的に洗い出して、無理やり履行させるのも結構だが、そこまでやるなら、すでに卒業した連中も調べて、卒業取り消しにして、履行させないと不公平ではないか。そんなことをすれば、どこまでを時効にするのか、と言うことになって収拾がつかなくなるのは目に見えているが。

こんな形式的なことをやっているから、指導要領と受験科目が乖離して、こういう問題が生じるのでしょう。一つの解決策は、文部省の管轄する全ての大学を受験する者に課する全国統一試験を行い、これで一定の点数を取った者だけが大学進学の次の段階に進めるという仕組みにする。この試験科目は、大学に進学した際、必要な知識や能力を含み、履修が絶対に確認されていないと問題が生じると認定される全ての科目とする。この試験は、別に現役高校生および卒業生だけではなく、中卒者にも開放する。これで全て解決ではないだろうか。高校で授業を行ったかどうかではなく、一発の試験で決める。そうすれば、学校も生徒も大学進学の意志のある者ならば、自分で何か考え合理的に行動するだろう。それでよいと思うのだが。

それから、まずい時期に不祥事が発覚してしまった今年の三年生について言えば、補修は、受験終了後、希望者だけに行うことで良いのではないか。結局履修しなかったことのつけがあるとすれば、そのつけは、本人が支払わなければならない訳ですし、つけになるかどうかは生徒本人が決めることでよいと思います。もちろん、決まりを守らなかった学校関係者は厳重に処分されるべきで、こいつらの責任が免れないのは当然のことです。