エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

知らなかったRegion Code

AmazonのHPを見ていると、何だか米国の方がDVDが安いような気がするので、米国から買おうかと思い、調べていたら、Region Codeなるものがあることに気がついた。うかつと言うか、無知をさらけ出すことになるが、Region Codeと言うものがあることを知らなかった。以前からTVの方式で、PALとNTSCがあることは知っていた。日本と米国は、どちらもNTSCなので、米国で買ったVHS Videoは、特に問題なく見られた。CDは、世界規格のようで、どこで買っても問題なく聞けた。しかし、DVDには、同じNTSCであってもRegion Codeが異なると視聴できないという地域的な保護がかかっているようだ。Amazonの説明によれば、以下の通り。

DVDソフト及びプレーヤーには、市場シェアを守る目的からリージョンコードという規格が設定されています。 DVDソフトとDVDプレイヤーのリージョンコード両者が一致しなければ、再生することができません。 例えば、リージョン2(日本向け)のソフトは、リージョン2のプレーヤーでしか再生できないということになります。 リージョンコードは、現在のところ下記のような内訳となっています。

リージョン1 - 米国、カナダ  ※日本国内用(リージョン2)のDVDプレーヤーでは再生できません。

リージョン2 - 日本、欧州、中東、南アフリカ、エジプト

リージョン3 - 東アジア、東南アジア、香港

リージョン4 - オーストラリア、中米、カリブ諸国、南米

リージョン5 - 旧ソビエト連邦緒国、北朝鮮、モンゴル、南アジア、アフリカ緒国

リージョン6 - 中国

PCのDVD softは、このRegion設定を5回まで変更することが可能になっているようで、もし、米国版を買うのならば、当面この作戦で行くかなと目論んでいる。また、秋葉原に行けば、Region2の再生機器も比較的廉く買うことも可能だろう。日本でも一部のDVDは、随分安くなっているが、Anime3、4回分のDVDが5千円を超えるのは、やはり高すぎる。その上、これから規格の異なるBlue Rayなどの普及も控え、現行DVDにそれだけの価値があるとは、どうしても考えられない。

長年音楽録音の媒体であったRecordからCDに変わった時代に比べると、現代は選択の幅があまりに広がりすぎて、一体何を買っておけばよいのか、誰にも分からない時代なのではなかろうか。Cassette Tapeを単にDigitalに置き換えただけのMDは、Sonyが提唱したが結局時代に飲み込まれた。今は主流のDVDも、普及したと思った途端に次の規格が登場すると言った変革の時代だ。次々と登場してくる便利な製品を安価に享受できるのに、贅沢な悩みであるのは承知の上で言えば、生産者も消費者も結構難しい時代を生きているのではないだろうか。これが俗に言うDigital Divideと言うやつの一種かもしれない。