エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

日銀誘導金利引き上げ

昨日、2月21日に日銀は、政策決定会議で誘導金利を0.25%引き上げ、0.5%にすることを決めた。現在の超緩和状態において、0.25%程度の引き上げは、やってもやらなくても実体経済に大した影響はないから、根性無しの日銀はまたもや見送るだろうと言う以前の予測ははずれでした。

しかし、やってもやらなくても大勢に影響なしというのは、当たらずも遠からずではなかったか。ここまで、前日の欧米株式市場が下げたにもかかわらず、22日東京は、灰汁抜け感から(つまり、日銀は今回利上げしたことにより、当分、少なくとも参院選明けまで、余程の事がない限り再利上げできないと言う意味。全く同感)、大幅上昇して引けた。6年9箇月ぶりの日経平均18000円台回復のおまけつきだ。

21日 日経平均17913.21 −25.91 Topix1787.23 +4.50 為替120.43

21日 London FT 6357.10 −55.20 NY Dow 12738.41 −48.23

22日 日経平均18108.79 +195.58 Topix1802.90 +15.67 為替121.33

NYの下げにびくともしなかった今日の東京は強かった。今夜NYが続落にでもなれば、明日は週末で利食い売りが出やすくなると見るが、日経平均で6年ぶり、Topixで15年ぶりという高値は、Technical的には、取敢えず無人の荒野を行くが如しで、突っ走る可能性が高いと見る。為替も、この程度の利上げは、やってもやらなくても一緒と言うのが、取敢えずこれまでの反応と見てよいのではないか。