エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

20170217_日本経済新聞HL

本日の東証引け値で東芝株が200円を割り込みました。東芝については、日本商工会議所三村会頭のように「その技術力の蓄積は日本の財産であり、救済すべき」という意見があります。一方で、経営のまずさからここ数年来厳しい状況におかれるうちに、政府に…

反マイナス金利政策の大合唱

昨日、2月9日(火)の金融市場は、文字通り火の車状態でした。国債市場では、10年物が遂に−0.035%のマイナス金利を国内で史上初めて記録し、円高が114円台まで進んだことを受けて株式市場が暴落しました。 黒田日銀がデフレ脱却のためなら手段…

20150206米国雇用統計を前に

米国の1月雇用統計速報値の発表が日本時間の22時30分に予定されています。非農業従業者数の伸びが23万人程度、失業率5.6%と、昨年12月の数字を受けて順調な景氣回復を示すことが予想されています。予想通りならば、そこで少々ドルが買われるか…

20150204日銀新審議委員にリフレ派

今日は、立春にして満月の日となりました。新しい日銀審議委員がリフレ派に決まりそうです。以下今朝の日経紙からの引用です。 政府は3月25日に任期を終える日銀の宮尾龍蔵審議委員(50)の後任に、早大教授の原田泰氏(64)を起用する方向で最終調整…

20150115スイス中銀による政策変更と相場

昨日、スイス中央銀行による対ユーロ上限撤廃の発表は、金融市場に衝撃を与えました。この出来事をどうみるかです。スイスは、昨今の欧州の混乱を喫緊かつ深刻な問題と把握して、年始からささやかれているギリシャのEuro離脱を市場に織り込ませようとし…

12.14総選挙の結果など

第47回衆院選が14日投票、即日開票され、2年前の政権奪回選挙に続き、与党で総定数(475)の3分の2を超える圧勝という結果になりました。自民党が291議席、公明党が35議席と合わせて326議席を獲得しています。自民党の安倍晋三総裁は、2…

新興国通貨全面安と株安

2014年1月の株式市場は、年初言われていた上昇相場は影を潜め14日に日経平均で500円近い暴落を記録して以来の不安定な相場が続き、先週は遂に15000円台を終値で割ってしまっています。この原因について気鋭の経済評論家三橋貴明氏が面白い解…

世界のHONDAについて

本田技研工業のCB400Super Fourに乗っています。しかし、本田技研とは面白い会社です。今日、自動車と二輪車をそれぞれ350万台及び1140万代世界中で売りまくり、売上8兆9千億円、当期純利益5340億円の総従業員18万人弱の世界のHONDAが、数…

金融アニメ「C」の問題提起

本年4月から、フジテレビ系で放映開始された「C」は、金融経済という今日的な主題を取り上げた問題作です。物語の舞台は、20XX年の日本。世界は100年に一度の金融危機も経験しており、日本の状況も現実の日本とあまり変わりばえのしない将来に希望…

東京電力の株主現況

東京電力の株価が原発事故以来暴落していることは周知の事実ですが、今週月曜日の5月2日現在の株価は、426円でした。今年に入って最高値が2197円ですので、最高値から80%以上の下落率です。過去5年の株価推移を見ると、3000円を挟んで上下…

日本航空倒産劇は他人事ではない

先週、つまり、1月20日、日本航空本体を含む日本航空グループが会社更生法を申請し、遂に倒産した。負債総額2兆3200億円余り(同社総資産額が2兆1千億円程度なので完全な債務超過)、事業会社としては過去最大と伝えられている。株式投資を株主優…

日本に必要な公共事業

米国のCitibankは、9.11の前後までAA以上の格付けを誇るピカピカの優良銀行だったはずだが、先月の米国発の報道、政府による実質国有化措置には正直驚いた。とはいっても、昨年来のSub-Prime問題の本質、真の標的は、Citibankの救済にあると言われていた…

R証券の両国国技館セミナー

雨の中、R証券が開催した9周年両国国技館セミナーに行ってきました。雨脚も決して弱くない中、無料とは言え訪れる人の多さに驚いた。まずは、午前中の澤上篤人氏の講演があった。我が国では最も有名な長期投資家である同氏は、暴落相場となった今こそ絶好の…

日経一面を見て

困ったものです。福田康夫と言う現首相に、我国の指導者と言う実感が全然持てないのです。念頭の所信表明も見る気も起きませんでした。何の期待も抱かせない指導者。これでは、株価も年頭から暴落と言うのも分かるような気がします。かと言って、もう一つの…

新年のお慶びを申し上げます

新年のお慶びを申し上げます14107.89に対して7275.04。本邦に舞い戻ってきた1998年8月末の日経平均と香港ハンセン指数です。それがその後どうなったかと言うと、15680.67に対して28643.61(昨年11月末)です。年末に…

株式市場雑感

米国のSub-Prime Loan問題は、Californiaの山火事のようになかなか沈静化しない。昨日の報道によれば、日本の金融機関全体が保有する関連金融商品は、Mortgage担保証券などだと思われるが、1兆3000億程だそうだ。思ったより多額と言う印象を受けた。Hed…

参議院議員選挙2007

取り敢えず雨天にはならず、蒸し暑い夏日となった参院選当日。朝のうちに投票を済ませた。日曜の朝は街も閑散としていたが、投票所となっている小学校には結構投票に訪れる人が集まっていた。投票率はそこそこの水準には達するのかもしれない。新聞・TVなど…

参院選挙と株式市場

ここの所の円安は、社会保険の記録漏れ騒動で自民党が惨敗するのを見越した仕掛け的円売りがあるのではないかと以前に書いたが、これから選挙後までの市場の動きはどのようなものになるのだろうか。おそらく、円売り、株安の山は、あるとすれば7月中の選挙…

円安の理由−その2−

原油の高騰が続き、東京近郊の不動産価格も上昇に転じた。キューピーがマヨネーズの値上げを決め、近所の洗濯屋がいつの間にか値上げしていた。それにもかかわらず、日銀は金融政策決定会合で利上げを見送った。その心は、保険料記録漏れ問題で参院選惨敗の…

円安の理由

ここの所の円安の表向きの理由として、金融緩和に向かうと思われていた米国金利が再び引き締まり、こちらも十年国債利回りが1.95%まで上昇してきてはいるものの、日米金利差が縮まらないことが挙げられている。しかし、じわじわと為替を円安方向に促し…

必然と偶然

山本勘助の諏訪御寮人に対する諫言で、武田晴信が当時天下人最有力候補の一人だったことを思い出した。第一に、甲斐源氏の流れを汲む、源氏嫡流の名門で征夷大将軍に任命されてもおかしくない家柄であったこと。第二に、武田家は、聡明で人格的にも将たる器…

給湯設備と床暖房

昔、ガス湯沸かし器と言えば、パロマと言う時代もあったが、人殺し暖房機を販売していたことが広く知れ亘ってしまった同社に代わって、近年給湯器市場を席巻している観のある会社がある。5943ノーリツだ。株価2320円で、PER28.74、PBR1.3、自己資本比率60%…

東証、日興の上場廃止を回避

本日の株式市場大引け後のBig Newsであり、日経などは、上場廃止観測を盛んに煽っていただけに、織り込んでいない驚きのNewsと言うことになりますか。小生は、以前に日興にはCitiが咬んでいるので上場廃止は無いのではないかと書きましたが、まぐれ当たりで…

日興Cordial株公開買付

世界株安も漸く落ち着きを見せ、週末のSQを無難にこなした株式市場だが、不正会計処理問題で、上場廃止の瀬戸際に追い詰められている日興Cordial Groupの危機は依然として続く。しかし、どさくさに紛れて、公開買付けをかけ、同社を手に入れることを目論むCi…

世界同時株安か?

いやー、突然きました。相場下落と日興の上場廃止観測の二重苦でボロボロの1日。27日 NY Dow 12216.24 −416.02 SP500 1399.04 −50.3328日 日経平均 17604.12 −515.80 TOPIX 1752.74 −58.59ちな…

日銀誘導金利引き上げ

昨日、2月21日に日銀は、政策決定会議で誘導金利を0.25%引き上げ、0.5%にすることを決めた。現在の超緩和状態において、0.25%程度の引き上げは、やってもやらなくても実体経済に大した影響はないから、根性無しの日銀はまたもや見送るだろ…

為替市場見通し

米国の投資Fund Steel Partnersが、サッポロHDに友好的TOBをかけると報道された。友好的TOBと言ったって、「取締役会がTOBを拒否すれば、敵対的TOBをかけるぜ。」と後ろ手にナイフをちらつかせて、微笑みかけてくるのを友好的TOBと言うのですね。Steel関連銘…

10−12月期の経済成長率4.8%

ここ数年、日本人の道徳心の低下を痛感するのは、夜間無灯火の自転車の多さ。実地調査をした訳ではないが、今夜走った感じでは、ざっと7〜8割が無灯火だ。一概に道徳や倫理観の問題とは言えないのかもしれない。小生の子供の頃は、今ほど町に街灯がなかっ…

Super Bowl 41など

Miamiで行われたSuper Bowl 41をようやく見ました。しかも、完全版ではありません。その上で、敢えて感想を言うと、凡庸なSuper Bowlと言うことになるんでしょう。びっくりしたのは、開始早々のChicagoのKick off return touchdownくらいですか。後は、実…

日興Cordial不正会計処理

日興証券Groupの不正会計処理事件は、早くから内部告発の怪文書が証券界などを中心に流れていたようだ。夕刊紙などでも2006年2月頃に既にこのことを伝えていた。事件が公に発覚したのが昨年末、その後同社株は整理ポスト入りし、一時上場廃止の可能性も…