エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

東証、日興の上場廃止を回避

本日の株式市場大引け後のBig Newsであり、日経などは、上場廃止観測を盛んに煽っていただけに、織り込んでいない驚きのNewsと言うことになりますか。小生は、以前に日興にはCitiが咬んでいるので上場廃止は無いのではないかと書きましたが、まぐれ当たりです。しかし、Citiは公開買付けをかけているので、上場維持決定により、Citiがバナナの叩き売り価格1350円で日興をさらって行くことを妨げたと言う点で、東証は高度の政治的判断をしたと評価されるべきかもしれません。

日興株の上場維持を決定・東証「不正会計、組織的といえず」

 東京証券取引所は12日、不正な利益水増しが発覚した日興コーディアルグループの株式上場を維持すると発表した。記者会見した西室泰三社長は「(不正会計が)組織的、意図的とまではいえない」と述べ、不正の影響が重大な場合に上場を認めない東証上場廃止基準には該当しないと判断した。日興は米金融大手のシティグループの傘下入りを決めており、シティの支援を得て経営の立て直しを進める。

 不正会計が発覚した昨年12月以降、日興株は上場廃止の恐れがあることを投資家に周知させる「監理ポスト」に割り当てられていた。東証は上場維持決定を受け、13日付で監理ポストの割り当てを解除する。

 日興が不正会計で金融庁から課徴金の納付を命じられた点については、東証は12日に日興に対して注意勧告を実施。情報を適切に開示するための体制づくりに向け26日までに改善報告書を提出することを求めた。  (日本経済新聞)