第４７回衆院選が１４日投票、即日開票され、２年前の政権奪回選挙に続き、与党で総定数（４７５）の３分の２を超える圧勝という結果になりました。自民党が２９１議席、公明党が３５議席と合わせて３２６議席を獲得しています。自民党の安倍晋三総裁は、２４日に召集される特別国会で首相に再選され、第３次安倍内閣が発足する見通しです。安倍総理は、改造から間もないため、内閣閣僚及び党役員人事には手をつけない方針と伝えられています。ただし、政治と金の問題で俎上に上せられそうな氣配濃厚とされた江渡防衛相だけは、仲谷元防衛相に交代です。
民主党は、公示前の６２議席から７３議席に上積みしましたが、４７５番目に菅前首相が滑り込んだため、海江田代表が落選する異例の事態となりました。劣勢が伝えられた維新の党は、４２議席から１議席減らすだけの４１議席に踏みとどまりました。今回の選挙では、共産党の８議席から２１議席への躍進が目を引いた一方で、保守政党の次世代の党が１９議席から２議席に激減しました。
株式相場の年末にかけての展開は、自民大勝利ならば２００００円を目指し、現状維持から３割減程度までならば１８０００円、一年生議員が大方落選する大敗北ならば、１２０００円から１３０００円まで暴落と見ていましたが、現状維持の結果、１８０００円目前という感じで年末を迎えたというのが、現実の動きでした。
