エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

参議院議員選挙2007

取り敢えず雨天にはならず、蒸し暑い夏日となった参院選当日。朝のうちに投票を済ませた。日曜の朝は街も閑散としていたが、投票所となっている小学校には結構投票に訪れる人が集まっていた。投票率はそこそこの水準には達するのかもしれない。

新聞・TVなどは、一貫して与党の劣勢を報じていたが、果たして結果はどう出るか。7月中の予想として、円安、株安。その後、自民党が思ったより負けなくて円安修正と株高になるのではと思っていたが、先週の米国市場の変調に端を発する世界株安(と言っても中国や印度は今のところそれ程下げてはいない)で大幅円高と株安になってしまった。株安の方は、原因が何であれ、ほぼ思惑通りで、絶好の買い場と言えば買い場を提供してくれている感じだ。ただし、焦らず、慌てずに行く。簡単なのは、TopixなどのETFだが。

それにしても、安倍さんは、やはり宰相の器ではなかったと言うことなのだろうか。真面目な仕事熱心な人なのは伝わってくる。しかし、年金記録問題が明らかになった当初の菅直人が厚相をやっていたときに端を発する問題であることの指摘や赤城農水相の事務所疑惑に対する弁明など細かな問題を首相自らがTVに出て行うべきことなのだろうか。首相が細かいことまで国民に説明することと政治家の説明責任と言うのは、似ているようで少し違う。この類のことは、官房長官か閣僚の誰かにやらせればよいことなんで、安倍さん自らが細かいことまで自身で懸命に説明すればするほど、この人は所詮宰相の器ではなかったなと思えてしまう。もし、器でない人が首相の座にいるとすればそれは政策や理念がどうであれ、国家にとっては不幸なことに違いない。