エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

アニメ切手

ここ数年、郵政公社が歴としたアニメの切手を出していて、Animation Hero and Heroine Seriesと言うんですが、本日第5集、“新世紀エヴァンゲリオンEvangelion”が発売された。第2集“ガンダムMobile Suit Gundam”以来の購入。この流れだと、第3集の999も欲しかったところだが、ま、いいか。郵政公社によれば、第7集まで出るそうだが、交響詩篇エウレカセブンは、新しすぎて評価が定まっていないので、まず無理。TV Animeに限らないのならば、宮崎の一連の作品かルパン辺りが妥当な線か。そもそも、郵政公社がどの年齢層に照準を定めているのかと言うことなんだろう。

最近は、海外のRadio放送がNetで気軽に聴けるのがありがたい。英国BBCは良く聞く放送局だ。日本人もそうだが、どうも島国の人間と言うのは、世界の辺境に位置していると言う潜在意識によるのか、世界中のことを知りたがる傾向が強いようで、BBCの国際放送は幅広く世界を網羅し、偏りの少ない報道をする。英国人は、英国Rothchild家の話にあるように、諜報重視だが、その手の話は日本にも紀伊国屋文左衛門がいる。庶民でも世界中のことを良く知っている日本人は、決して諜報戦に不向きだとは思わないんだがな...。「あるある大辞典」を素直に信じ込むようじゃ、やはり不向きか。

話を戻すと、昨日のBBC、お得意の露西亜情勢の報道があった。意外に知らないもので、露西亜と言うのは、日本に勝るとも劣らない人口問題を抱えていると言うのだ。日本の場合は、少子高齢化、高齢化で社会保障費の急増が避けられないとは言うが、日本のお年寄りは、相対的に元気で、意識も高い。しかし、露西亜は、少子短命なのだそうだ。特に男性は、ソビエトの崩壊にうまく対応できなかった世代なのだと思うが、失業→アル中→早死の露西亜文学に出てきそうな型がかなり一般化しているような話だった。露西亜人男性の寿命、平均余命なのか正確には分からないが、いわゆる寿命は、58歳くらいであり、米国人男性より12歳も若いと言っていた。更に驚くべきことには少子短命で、露西亜の人口は毎年75万人減少しているとのことだった。75万人!!!

CIAのFact Book情報で確認してみる。2006年推定値で、露西亜の人口、1億43百万人、男性の平均余命:60.45歳、人口増加率:−0.37%、女性一人当たりの出産数:1.28人。米国が人口約3億人、男性平均余命:75.02歳、人口増加率:0.91%、女性一人当たり出産数がほぼ2人。人口減少は50万人超だが、BBCの報道と近い数字だ。石油、天然ガス大国露西亜の復活が盛んに喧伝されるようになってきたが、この数字を見る限り、米国に単独で対抗するのは、もはや夢のまた夢。また、東亜細亜地域では、中国の人口パワーを内心非常に恐れていると言う指摘も素直に頷ける。北方領土に人を張り付かせておく余裕が本当にあるのかよ、と思わず言いたくなる。

ソビエトの崩壊は、シャラポワを生んだが、露西亜はボロボロになってしまったんですね。優秀なプーチン大統領でかろうじて立っているような状況だったんだ。まるで、人気漫画を輩出しているのに急に休刊が決まった少年ジャンプみたいです。