エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

目標を常に百点に置くこと

今日近所の桜の名所をJoggingしたところ、昨晩の強風にもかかわらず、正に満開、百点満点の桜花かなだった。先週は、ある公認会計士の先生の簡単な講義を聴講した。要は、目標を掲げるならば常に高い目標を掲げよ、と言うことだったのだが、今後の生き方に大いに参考になったので、Blogに要点をまとめておく。

公認会計士にしても社労士にしても、士業などの資格試験において、これだけ取れれば合格圏というおおよその基準点がある。社労士で言えば、午前中の選択式では40点中25点前後、午後の択一は70点中、43点前後と言ったところなので、6割ちょっとでほぼ合格圏と考えてよいだろう。だから、資格の予備校などでは、基本問題、落としてはいけない問題をしっかり解く。8割以上の人間が誤答を書く難問、珍問、重箱の隅を突付く問題などは捨てろ、と教える。これは、効率的に資格試験に合格するという観点からすると、確かに筋は通っている。現に私自身、そのような効率重視の受験勉強を心掛けた。

しかし、講師はこの考え方を否定する。受験勉強は、試験に合格することだけを目的にすべきではない。第一に、そのような低次元の目標を掲げていると、なかなか合格点にさえ到達しない。第二に、そのような60点が取れる程度の知識では、実務で通用しない。実務では、百点でないものは80点や60点をつけてもらえることはなく、0点なのだ。だから、試験を受けている時から、例えば開業して実務で成功することを目標に掲げなければならない。そうすれば、自ずと百点を取るためにはどうするかと言う観点で勉強するようになり、爆発的に知識と実力が伸びるのだ、と講師は自論を展開した。

この話を聞いて、資格試験になかなか合格できない人、合格しても開業まで漕ぎ着けない、または、開業しても食っていくまでになれない者の問題点が雲が晴れるように明快になった気がした。と同時に自分のこれまでのやり方も反省しなければならないな。受講中の事務指定講習もしっかりとやっているつもりだが、百点にはまだ足りない。