来週にでも確定申告をしてこようと準備をしてます。今年から、定率減税が無くなること、従来の損害保険控除が地震保険限定になったことなど、周知のことだったんですが、所得税の税率も今年度から変更されていたんですね。知らなかった。英米などの動向(おそらく世界的な潮流?)とは逆行する形で、再び累進性の強化の方向に改正されています。やはり、日本が格差社会などと殊更喧伝するのは、自分たちが世間の常軌を逸した高額所得者である報道関係者の世論誘導に過ぎないようです。
給与等収入の金額 |
給与所得の金額 |
〜650,999円 |
0円 |
651,000〜1,618,999 |
給与等収入金額−650,000 |
1,619,000〜1,619,999 |
969,000 |
1,620,000〜1,621,999 |
970,000 |
1,622,000〜1,623,999 |
972,000 |
1,624,000〜1,627,999 |
974,000 |
1,628,000〜1,799,999 |
給与等収入金額÷4×2.4 |
1,800,000〜3,599,999 |
給与等収入金額÷4×2.8−180,000 |
3,600,000〜6,599,999 |
給与等収入金額÷4×3.2−540,000 |
6,600,000〜9,999,999 |
給与等収入金額×0.9−1,200,000 |
10,000,000円〜 |
給与等収入金額×0.95−1,700,000 |
|
課税される所得金額に対する税率 |
課税される所得金額 |
2007年度 |
2006年度まで |
0円 |
0 |
0 |
1,000〜1,949,000 |
0.05 |
0.1 |
1,950,000〜3,299,000 |
課税される所得金額×0.1−97,500 |
0.1 |
3,300,000〜6,949,000 |
課税される所得金額×0.2−427,500 |
課税される所得金額×0.2−330,000 |
6,950,000〜8,999,000 |
課税される所得金額×0.23−636,000 |
課税される所得金額×0.2−330,000 |
9,000,000〜17,999,000 |
課税される所得金額×0.33−1,536,000 |
課税される所得金額×0.3−1,230,000 |
18,000,000円〜 |
課税される所得金額×0.4−2,796,000 |
課税される所得金額×0.37−2,490,000 |
ざっと、こんな感じで所得税が課税されるわけです。高額所得者ほど「課税される所得金額×税率−XXX,XXX円」のような計算になるのは、超過累進税率によるものです。つまり、全ての課税所得に一律の税率が課せられるのではなく、どんな人にも最初の1,949,000円には0.05が、次の1,950,000〜3,299,000には0.1がと言うように税率が累進的に課される仕組みです。しかし、以下の表から低所得者の税金が減り、高額所得者に対する増税は明らかです。低所得者の小生にはありがたいことですが、弱者扶助の旗印の下がんばった人を冷遇する仕組みが社会に蔓延していくのは、非常に気になります。
課税される所得金額 |
2007年度 |
2006年度まで |
1,949,000 |
97,450 |
194,900 |
3,299,000 |
232,400 |
329,900 |
6,949,000 |
962,300 |
1,059,800 |
8,999,000 |
1,433,770 |
1,469,800 |
17,999,000 |
4,403,670 |
4,169,700 |
18,000,000 |
4,404,000 |
4,170,000 |
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(単位:円) |