エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

9.14民主党代表選挙

取り敢えず、目前に迫った「日本存亡の危機」は回避されました。

昨日の午後「民主代表に菅氏」という速報が目に入ったときは、ほっと肩の力が抜けてしまいました。小沢氏は、最初から必勝の構えとの小生の予想が外れて本当に良かったと思います。この事件は後世「9.14民主党代表選挙」として語り継がれることになるかもしれません。

確かに、一年余り前の自民党政権は、末期症状を通り越していて、民主党に一度やらせてみるかという国民的な合意形成がなり、鳩山政権を生み落しました。小生もその一人だったことを否定しません。鳩山氏の「日本は日本人だけのものではない発言」は見知っていたのですが、「外国人参政権」について政権公約に大々的に掲載されることはなかったと思いますし、公党の指導者がまさか本気でそんな馬鹿げたことを考えているとは思いませんでした。

石原東京都知事のように、自民党幹事長時代の小沢氏の所業は米国の言いなりでことごとく国益を損なうものだったことを証言する政治家もおりますが、僅か8箇月足らずの民主党幹事長時代だけとっても危ない政治姿勢が目につく人です。

隣国の要請に応じる形で、外国人参政権付与政策を推進しているかと思えば、大国の指導者に対して「自分は人民解放軍の野戦司令官だ」と宣言して帰ってきました。その発言を裏付けるかのように皇室を軽視し、政治利用した事実も見過ごされるべきではありません。在日外国人に参政権を与えてそれと引き換えにその票田を政権基盤に加えようというさもしい発想は、政権党時代の自民党の一部の中にも見られたようですが、党の指導者がそろいもそろってこういう考え方を持っているのが現政権党の正体のようでもあります。そして、実行力とためらいのなさにおいて、小沢氏の右に出るものはいなかったわけですから、3箇月前にダメ出しを食らったダメな候補が敗北し、ダメそうに見える現首相が勝った代表選挙に過ぎないということは事実だとしても、上々の結果と評価すべきです。2010年では、W杯で日本代表が決勝Tに進んだことに次ぐ好いニュースだったと年末に思い返されることになるかもしれません。

とは言え、目前の火急を告げる存亡の危機が去っただけのことに過ぎず、亜細亜共同体や移民1000万人構想を唱え、「円高」及びその結果としての「産業の空洞化」には関心を持たず、放置プレーの現政権は、ねじれ国会に対処するための具体的な連立構想もなく、おそらく何もできないことになるのでしょう。しかし、何もしないほうがましな人たちはいくらでもいるものです。ダメそうな現政権に何も期待してはいけません。国が亡びなければ居場所はあります。頼れるのは、自分の脳みそだけです。とにかく国民の一人一人が考えて考えて生きていくことが必要な時代のようです。それでも生きていられることに感謝しつつ。

民主党代表選挙 獲得ポイント

                  菅首相    小沢前幹事長

国会議員                              412                  400

党員・サポーター                    249                     51

地方議員                                60                     40

合   計                              721                   491