エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

新年のお慶びを申し上げます_2011

新年のお慶びを申し上げます

次世代には世界最高水準の教育を伝え、負債は一切残さないという観点から財政再建と教育改革こそ最重要課題とかねてから思っていたのですが、そういった議論ができること自体「主権を守ること」が大前提になっているのだと言うことを骨の髄まで思い知らされた昨年一年でありました。

さて、巨額の財政赤字を全く減らすことができず、Primary Balanceの黒字化など夢のまた夢となるなか、政府債務残高は恐ろしいほど急速に今現在も積みあがっています。一方、今後5年間に団塊の世代の引退が本格化し、生産年齢人口の減少は概算で432万人に達します。これは、アイルランドニュージーランドなどの総人口に匹敵する人数です。放っておいても国内市場は縮小し、ごく自然にデフレ傾向になる環境が完全に整ってしまったといえます(税収は益々減り、社会保障費は天井知らずに増加することでしょう)。

しかし、誰かが主張している1000万人を超える大量移民受け入れなどは、とんでもない「悪魔の囁き」であり、移民を受け入れることは将来に禍根を残すことになるでしょう。

八方ふさがりの状況の中で、これ以上国家を衰退に導く政策は、断固として拒否しなければなりません。産業を振興し、国民の生命と財産を守り得る力を維持するために必要な政策だけを徹底して遂行すべきときで、もはや余計なことをしている余裕も時間もないように思えます。

“Ask not what your country can do for you. Ask what you can do for your country!!”

このJFKの決め台詞噛み締めて、意識を変えることができないとこの5年間くらいの間に本当に「茹で蛙」の運命をたどることになることが見えてくるのでしょう。現政権の支持率低下は、そういった衰退の雰囲気を次第に多くの国民が感じ始めている証左なのかもしれません。

本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2011年 元 旦