エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

これは4月馬鹿?

 新年度入りして、株価が大きく下げています。日経平均終値が1日、262円89銭安の12135.02円、2日、131円59銭安の12003.43円と12000円割れ寸前まで値を下げています。日銀晋総裁への期待が高まっているものの、為替がここにきてやや円高に振れていることが後付けの有力な理由のようです。

 しかし、ここにきて安倍政権の動きに少々違和感を感じてしまっています。案外このような微妙な空気の変化を市場参加者たちが敏感に嗅ぎ取っているのかもしれません。日米首脳会談を受けてのTPP参加表明は仕方がないとして、まず気になったのがこの「発送電分離策」を閣議決定するという報道です。
電力改革3段階で 18〜20年メドに発送電分離(日本経済新聞電子版)

 それから、NHKが2日朝のニュースで伝えたところによれば、[政府の日本経済再生本部の会合が開かれ、安倍総理大臣は、国内産業の国際競争力を高めるため、今後5年間を「緊急構造改革期間」と位置づけ、産業の再編に向けた企業の財務負担の軽減策などを検討するよう関係閣僚に指示しました。この中で、安倍総理大臣は、国内産業の国際競争力を高めるため、今後5年間を産業の再編や新たに事業を興す起業を推進する「緊急構造改革期間」と位置づける考えを示したうえで、茂木経済産業大臣らに対し、企業や事業者の財務負担の軽減策などを検討するよう指示しました。また、田村厚生労働大臣に対し、安倍総理大臣は「成熟産業から成長産業へ『失業なき円滑な労働移動』を促進する」として、雇用政策を労働力の移動を支援することを重視した政策に改めるよう指示しました。]とのことです。これじゃ全くもって「新自由主義者」ではないですか?

 そして、きわめつけはこれかもしれません。長嶋は何となく納得としても、突拍子もない単なる話題づくりとしか思えない国民栄誉賞松井秀喜に与えることを検討中という報道がありました。
長嶋、松井両氏に国民栄誉賞を検討(日本経済新聞電子版)