新年度入り以降の株式市場は、何故か季節の変わり目で変動の激しい天気と連動しているかのようです。アベノミクス１本目の矢が現実に放たれるのかどうか、市場関係者などの注目が集まる黒田新総裁の下での日銀政策決定会合での結論が本日午後に発表される予定です。主な注目点は以下のとおり。
（１）日銀券ルールの撤廃（具体的には基金と二本立てになっている国債買い入れ枠の一本化）
（２）２０１４年から実施する予定だった国債の「無期限」買入れを前倒しして明日から実施。
（３）「無期限」買入れではなく、いまＦＲＢがやっているような「無制限」に変更
（４）「無制限」緩和の第１弾として、明日から毎月１０兆円の買い切りオペ実施。
（５）日銀当座預金に現在ついている０．１％の金利を撤廃し、文字通りゼロ金利とする。
（６）「物価目標２％」の物価とは、コアコアＣＰＩであると明確に定義する。
