２０１４年ソチ冬季五輪は、心配されていたテロも押さえ込まれ、無事終了しそうなことは何よりなのですが、一方で、冬季五輪が開催されていた期間中、隣国のウクライナでは、連日国を２分したデモ騒動が続いていたわけです。異常事態が露西亜のお膝元で進行中だったとも言えるわけです。そして、昨日２２日、反露西亜派のデモ隊が遂に大統領府及び行政府を占拠することに成功した模様です。
冬季五輪をめぐっても「同性愛否定に反対する」を名目に欧米諸国から嫌がらせを受けていた露西亜大統領でしたが、五輪をやっている隙に急展開したウクライナ情勢は、反露政権再びなどという結末になれば、大きな痛手になることでしょう。
欧米諸国とは若干異なる対露西亜政策を推し進める安倍政権ですが、真の自立を成し遂げられていない我が国は、次の３つの自立のために必須の機関が不足しており、露西亜と対等の交渉を行うのは、至難の業です。
１．軍 隊
２．諜報機関
３．対外放送局
