エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

NHKに変化の兆しか

 「ジャパンデビュー」のような史実に反する反日番組を制作し、醜聞・不祥事を連発させるNHKに変化の兆しが出てきたような印象を受ける報道ぶりが散見されるようになりました。台湾関係の報道に関しては、報道しない自由を行使してきたはずですが、45年ぶりとなる交響楽団の訪台については、しっかりと報道しています。

=== NHK WEB News 電子版 ===

 日本と台湾の相互理解を深めようと、NHK交響楽団の公演が45年ぶりに台湾で行われ、先月就任した台湾の蔡英文総統も鑑賞に訪れ、日本との文化交流への関心の高さを伺わせました。この公演は日本と台湾の相互理解を深めるとともに、東日本大震災のあと、被災地に多額の義援金を送った台湾の人たちへの感謝の気持ちを表そうと企画されたもので、3日から2日間の日程で台北市内の音楽ホールで始まりました。
 初日の3日は、リハーサルの様子がメディアに公開され、モーツァルト作曲の歌劇「フィガロの結婚」序曲では、ホール全体に迫力のある音色が響き渡っていました。NHK交響楽団は、おととしはソウルで、去年は北京で公演を行っていますが、台湾での公演は1971年以来45年ぶりで、日本と台湾が断交してからは初めてです。3日夜の公演には、先月就任した、日本との関係強化を掲げる蔡英文総統も鑑賞に訪れ、日本との文化交流への関心の高さを伺わせました。また、地元メディアは、安倍総理大臣の母親の洋子さんが台湾を訪れて、蔡総統とともに鑑賞したことを報じて、蔡政権との関係を重視する日本の姿勢を示すものだとの見方を伝えるなど、公演を大きく取り上げています。


=== 産経新聞電子版 ===

台北=田中靖人】NHK交響楽団は3日、台北市内で公演した。N響の台湾公演は1971年以来、45年ぶりで72年の日台断交後、初めて。先月20日に就任した民主進歩党蔡英文総統も足を運んだ。公演は台湾で最も格式が高い「国家音楽庁」で行われ、この日は下野竜也さんの指揮でモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲などが披露された。公演は、音楽事業会社「アスペン」が、東日本大震災で最大規模の支援をした台湾の人々に「感謝の気持ちを伝えたい」(茂田雅美会長)と企画した。コンサートマスター篠崎史紀さんは「台湾は近くて遠かった。公演が新たな日台関係のスタートになれば」と話した。

 蔡総統は日本の対台湾窓口機関、交流協会が招待。同協会台北事務所の沼田幹男代表(駐台大使に相当)や訪台した安倍晋三首相の母親、洋子さんとともに演奏を楽しんだ。台湾メディアは公演を「蔡政権の誕生後、日本の安倍政権が日台関係の深化に高い期待を抱き、文化交流の格上げを意図したもの」(自由時報)と評価している。公演は4日も行われ、世界的なバイオリニスト、神尾真由子さんが演奏する。

=== 転載終わり ===