エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

20161206_日本経済新聞HL

 今朝7時台のNHKラジオの解説では、支那で日本のアニメ映画「君の名」が今月から上映されていることを取り上げ、尖閣国有化以来全く上映されることがなかった日本映画が今年になって何本か上映されていることを紹介しています。支那側の対日姿勢が軟化していることの現れなのではないかという、相変わらずの脇の甘い解説ぶりです。そもそも彼の国は、「表現の自由」などはなく、外国映画を自由に上映したり、鑑賞する自由はないことをもっと強調して否定的に伝えることだってできるニュースでもあるのです。しかし、竹のカーテンをもぶち破ってしまう日本アニメの発信力も凄い力だと思います。こちらは、正に民間の力です。

 続いてのニューヨークからの報告は、トランプタワーで大統領選から1箇月が経過しようとしている今も反トランプデモが続いていて、混乱と分断とを強調する内容です。不法移民容認を含めて多様性の容認こそが絶対的に正しいという価値観の下、トランプを否定する側に若干ですが肩入れする姿勢が見え隠れする昨今のNHKらしい報告ぶりでした。報道の公正を確保するために米国の様々な地域からの報告も放送すべきでしょう。米国は広く、それこそ多様な国です。


 今朝の日経紙で氣になったヘッドラインです。

(1)強固な日米同盟演出 真珠湾訪問、新政権意識
→ HLの通りなのだと思います。ただ、原爆投下と真珠湾攻撃を結びつけられて語られたりする恐れはあるので、安倍総理の発言は慎重な言葉遣いが必要になると思います。

(2)安保理、シリア停戦決議案を否決 中露が拒否権発動
→ 米国がどう出るか新大統領の就任まで様子見ということか?

(3)防衛費過去最大 5.1兆円17年度5年連続増
→ 増えたことを強調するのは良いが、こういうときだけ国際標準には言及しない不思議。我が国はGDP1%というおかしな制約を自らに課しているが、世界標準は2%、倍増しても全くおかしくない。