エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

スポーツ観戦−その2−

さて、いよいよ今週末は、Super Bowlである。NFCからはChicagoが、そして、AFCからはIndianapolis ColtsがPlay offを勝ち抜き、舞台をMiamiに移して、Vince Lombardy Trophyを懸けて戦うことになった。

米国は、しばしば、Association footballすなわちSoccer不毛の地と言われ、その最大の要因と言われているのが、American footballの存在である。しかし、私見だが、American footballは球技と言うよりは、相撲に近い。アメフトは、米国人の大相撲なのだ。大相撲には、ぶつかり合いのほかに、様々な間合いがあるが、アメフトにも、Cheer Girlの踊り有り、Super BowlのHalf Time Showが有りと、様々な米国流の行事が行われ、また、間合いも存在する。更に、攻撃と守備が4回の攻撃で10Yard前進できないと入れ替わる点は、SoccerよりもBaseballに近い。私は、Soccerの良さが分からない野球・相撲党なので、アメフトの面白さは良く分かる。はっきり言って、観戦Sportsでこれほど面白い競技は無いと言っても過言ではないが、日本には大相撲があるので、今後もMinor Sportsの地位を抜け出すことは無いだろう。そして、もし、逆も真ということが言えるならば、J Leagueが隆盛になってきたことの影響は、野球が一番強く受けていると一般に思われているが、むしろ大相撲人気とSoccer人気が反比例しているとは言えないだろうか。

次に、出場Teamの分析だが、Chicagoは、80年代にThe Fridgeと称されたWilliam Perryに象徴される守備力重視のTeamで、Super Bowlにも一度勝っている。その伝統を守っているのか復活した今年のBearsもNFL随一の守備力を誇る。 NFC Championship Chicago Bears vs. New Orleans Saintsの試合を今頃見た。実力的にはほぼ互角のTeam同士。明暗を分けたのは、Chicago Home、Soldier Fieldでの試合だったことと、やはり、前評判の高いChicagoの守備陣の働きだった。Chicagoの守備は、単に敵攻撃陣を止めるだけでなく、必ず相手の保持する楕円球を奪い取る動作を怠らず、Turn Over(攻撃権の奪取)に結びつける。また、前半、Field Goalを確実に決めて、主導権を握るきっかけを作ったKickerの力も、並みの攻撃力しか持たない攻撃陣を補う重要な戦力と見た。この試合残念だったことは、主審が若干ではあるが、HomeのChicago贔屓の判定をする場面が数回見られた。特に、判定にChallengeして、Video判定を要求した場面で、New Orleansの要求は判定が覆されず、Bearsの要求は判定逆転となったが、中継のVideoでは、むしろ、反対の結果でもおかしくない感じで、試合の行方を左右する微妙な判定が全てHome有利に為されていたとも言える。

AFC Indianapolis Coltsは、宿敵New England PatoriotsをAFC Championshipで遂に破って出てきたところが大きい。Indianapolisは、おそらく現役では最も才能に恵まれたQB Payton Manningに率いられた攻撃のTeamと言って差し支えないだろう。しかし、ここ数年NFLは、抜きん出た才能の選手はいないが、そこそこの実力とTeamの勝利を第一に考える人柄の選手を集めて常勝軍団を作り上げた、New Englandの天下が続いていた。去年のSuper BowlもPatriotsではなく、Steelersが出てきているので、常勝軍団にも翳りが出てきている可能性が無いとも言えないが、Patriotsを破った今年のManning & Co.は強いと思う。矛と盾の突っ張りあいが予想される今季Super Bowlは、どちらに軍配が上がるのだろう。この数年は、どちらかと言うと全体的にAFCの方が力は上との感じもするので、実力的には、Coltsが若干上回るか。しかし、何のこじ付けだか知らないが、Super BowlでNFCが勝った年は、Dow平均が90%以上の確率で上昇すると言うFootball指数のこともあるので、私の立場は少々微妙。