エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

OVAとは何ぞや

Super Bowl、Video録りましたが、まだ見ておりません。昨晩のNews、おぼろげにはColtsが勝ったような感じでしたが...

話変わって、以前から、OVAとは何ぞや、と思っていたのですが、以下Wikipediaからの引用;

オリジナル・ビデオ・アニメーション通称OVA(オーブイエー)またはVアニメとは、物理メディア(VHS・LD・DVDなど)での発売またはレンタルを主たる販路として作られる商業アニメ作品。テレビ放送、劇場公開、オンライン配信などは本来の目的ではないはずだが、OVAが発売前にテレビ公開されたり、同時期に劇場公開されることなどもあり、ある作品をOVAと呼ぶか劇場公開アニメと呼ぶか揺れがあるケースも存在する。広い意味でのオリジナルビデオの一種だが、アニメ以外の狭義オリジナルビデオとは異なる独自の発展を遂げた。

初期のOVAは、ほとんどが劇場アニメのフォーマットを模したもので、60〜90分程度で完結した内容、価格は9,800円〜14,800円程度の作品が主流であった。

しかしその後、テレビアニメの続編や番外編をOVAとして製作することが一般的になると、OVAもテレビアニメのように30分×数本のシリーズで、価格は各5,800円程度という形態が主流となる。 さらに、OVAシリーズでヒットした作品の続編がテレビシリーズとして製作されたり、当初OVAシリーズとして企画されていたものがTVシリーズ化されたりと、OVAからテレビに進出という流れも確立されていく。 一方で、テレビアニメも放送後ほどなくしてビデオソフト化されるようになり、OVAとテレビアニメの境界は次第に曖昧なものとなっていった。

そして、1995年に放送されたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の成功が、こうした流れに決定的な影響を与えた。この作品は、スポンサーからの資金提供に依存するそれまで一般的だったテレビアニメの資金調達法ではなく、テレビ放映した後、それを収録したソフト販売で利益をあげるというビジネスモデルを採用し、テレビ放映作品でありながらOVAに近接する形態を積極的にとって製作され、それまでOVAがテレビアニメに対して優れていた作画の品質の点でも、OVAのそれに近い高品質な形で制作された。この手法が大成功を収め、実際に同作品が大きな収益をあげたことから、アニメファン向けのテレビアニメが十分ビジネスになることが証明され、テレビアニメについても、劇場映画のように製作委員会を設けて製作費を集めることが容易となり、OVAの存在意義は急速に失われていくこととなった。

今日では、OVAは発売前に衛星放送やケーブルテレビで先行放送されることも多い。その一方で、アニメファン向けのテレビアニメ(主に深夜アニメ、UHFアニメ、BS/CSオリジナルアニメ)も、放送はプロモーション的な意味合いが強く、ビデオソフトの売り上げで収益を上げるという、実質的にOVAと変わらないビジネスモデルとなっている。

引用終わり

なるほど、最近のAnimeは、Businessのやり方がVideoからDVDと続くHard面の進化、Cable、Sky Perfect、TSUTAYAのような貸しヴィデオ屋などの配信面の充実などが相俟って、革命的に変化してきていると言う訳だ。Animeの創成期のように、配信はTVかせいぜい劇場版映画作品だけ、資金の回収はSponserからだけ、観客は子供だけ、と言う時代ではない。そのことをAnimeにはあまり関心を持たないような人にもはっきりと印象付けた金字塔とも言える作品が「新世紀エヴァンゲリオン」と言う訳なんですね。最近のAnimeは、たいてい御大層に「○△製作委員会」とか必ず出てくるのもそう言う事なんですか。

新世紀エヴァンゲリオン」公開時には、日本にいなかったので、この作品には疎いのですが、Anime Fanの支持は非常に高いようで、去年の年末格闘技の試合場にもその広告が見られたような気がします。Evaの評価は、概ね高いようですが、主人公ら主要登場人物が根暗なこと、最終回ですっきりした解を得るような結末がなかった点、などを批判する意見もNetで見かけました。昨年の「交響詩篇エウレカセブン」終了時には、両作品の類似性やらで、Maniaの間では、論争もあったと聞きます。エウレカが個人的には最高の傑作だと思っている小生としては、エウレカ支持派ですが、Evaもちゃんと見ないで論争に口を挟んじゃいけない。

視聴率1%台だったEurekaseveN Freakの大人も、結構いるようで、あるBlogで、「エウレカを追いかけて、思春期の初恋から、世界を救済するところまで、駆け抜けていったレントン少年の物語」と短い言葉で作品のことを見事に言い表しているのを見かけました。日本のAnime文化は、ほんと、裾野が広い。