エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

交響詩篇エウレカセブン 13話 The Beginning B

交響詩篇エウレカセブン The Beginning B part。漸く病院を探し当てたRentonとDominic、EurekaとAnemoneに投与する薬の処方を求める。“Just dispense me the medication, exactly as you see on the note.”=「その紙にあるように、薬を処方してくれ。」 “How many patients are you treating?”=「患者は何人だ。」 “Two.”=「二人。」 “You'll kill both with this much.”=「これでは、致死量だぞ。」 “This is none of your concern. The intelligence department will send you the official document. Don't ask me why. Just shut up and give me the prescription.”=「あんたには関係ない。書面は、追って情報部から回す。理由は聞くな。急いで処方してくれ。」 dispense=「薬を調合する」、 prescribe=「処方する」、dispenser=「薬剤師」、prescription=「処方箋、処方薬」←処方箋もそれで調合した薬もprescription。

Bike thief に遭うなど苦労を重ねて、Eurekaの許に戻ってきたRenton、病院では、初めてDesparation Disease=「絶望病」の患者も見かける。Eurekaに薬を飲ませた後、Dominicと再び対峙する。“I had a crazy dream about that girl while I was inside that huge cloud. I'd never met her before in my life, but I know it's her. I need you to tell me who she is. I expect that you can't answer that question, either.”=「その娘の夢を見たんだ、あのでかい雲の中で。その娘には、今まで出会ったことなんか一度もなかったのに。教えてくれ、誰なんだその娘は。やっぱり、答えられないのか。」 “Is she the only person you met inside the dream?”=「夢の中で出会ったのは、この娘にだけか。」 “No. I also saw Eureka.”=「いや、Eurekaにも出会った。」 “Well, it looks like we both fell for troublesome ladies.”=「お互い、厄介な女に惚れたもんだ。」 Rentonよりも事情に明るいDominic、Eurekaに恋をしているRentonに思わずこの台詞をはき、名を名乗る。

二人の若者が心を少しだけ開きかけた丁度その時、軍とHollandたちが現場に辿り着き、攻撃を開始する。“Got that?  Top priority goes to the Nirvash.  All are the second to that. Don't let them lay a finger on it.”=「いいか、最優先は、Nirvashが一番。俺たちは二番だ。軍には、指一本触れさせるな。」 砲撃の中、Rentonは、Eurekaを抱きかかえて“I promise I protect you.”=「俺が絶対守るから。」その言葉に、またも、Nirvashが反応する。Sevenswellのような光を発して、砲撃を遮断し、Traparの波を引き起こして空高く飛び立つNirvash。その様子を間近に目撃したDominicの独白、“This world is full of things I don't understand. But there is one thing that I totally believe in, Anemone. And now, it appears that we finally met our true enemy. Our true nemesis.”=「この世界は、分からないことだらけだ。でも、これだけは確かなんだと思えることがあるんだ、Anemone。僕らは本当の敵に出会ったのかもしれない。本当の敵に。」 Nemesisは、ギリシャ神話の因果応報の女神、小文字で「厄介な敵、天敵」のような感じ。

絶望病も出てきたし、EurekaとAnemoneが普通の人間ではないことが明らかになったEpisode 13だったが、謎は深まるばかりだ。日本語では、本当の敵としか言っていないが、nemesisは、言い得ていて妙だ。しかし、Greek mythologyの言葉がこうして普通に出てくるのが英語圏の文化と言うものなのだが、当方は古事記日本書紀の知識がもう少しあっても良いな。キリスト教の知識もあるのに、自分の家の仏教を良く知らんのは、本末転倒なんじゃないかと改めて感じた。