驚きました、本日昼の報道で「稀勢の里、大関昇進確実」の報道が流れたことに。何か、相撲協会の不文律では3場所の成績で見ると、あと1勝、つまり、千秋楽の大関琴奨菊戦で決まるということだったんじゃないでしょうか。稀勢の里は、白鵬の連勝記録達成を阻止した大相撲の功労者でもあり、日本人力士で唯一白鵬に通用する逸材なので、不文律なんぞ関係ねーということならば、それはそれでいいでしょう。しかし、たった10勝で大関昇進を果たすのか、 なんだそれは??
そして、さらに問題なのは、ライヴァルであると同時に仲間である稀勢の里の大関昇進がかかった大一番を、新大関琴奨菊が心の葛藤を抱えながらどう戦って見せるか、相撲好きならば誰しもが興味を持つ心のドラマを台無しにしてくれたことです。新大関にとっても、楽な気持ちでライヴァルとの決戦に臨めるようはからったというよりは、むしろ大関の器量を結果として軽んじることになる失礼な発表だったと思います。
日本人大関の久々の誕生で、多少とも息を吹き返せそうな状況でしたが、どう見ても相撲協会の中枢部は非常識な馬鹿ぞろいで、未来に希望はどう転んでも持てないことを痛感させられた出来事でした。
そして、プロ野球は、今ここで地上から消滅してもらいたい球団が、非常識なことに日本シリーズの最中に発表した内紛劇とその後の混乱が未だに続いており、見るに堪えません。そんな球団に入るために浪人を決めた愚かな若者のことが、いまや多少とも憐れに感じられます。
かつて、「×人、○鵬、玉子焼き」と謳われた野球と相撲の2大観戦スポーツの行く末が見えた今年一年でした。
さて、本日開票の大阪W選挙の結果はどうなっていることやら。天気にも恵まれて投票率が高かったようなので、橋下前知事と維新の会の勝利は、ほぼ確実ではないかと予想がたつのですが...。