数日前に飛び込んできた驚きのニュースは、レスリングが五輪種目から外されるというお話。ＩＯＣはロンドン五輪で実施された２６競技の中で、人気面や組織体制で評価が低かったという理由でレスリングを除外種目の筆頭に決定してしまったようです。事前には、近代五種とテコンドーのどちらかが外されるという話も伝わっていたようです。
「西欧で低い人気、ロビー活動もなし…テコンドーや近代五種に勝てず」２月１３日_産経
確かに、レスリングは五輪発祥のときから存在した伝統種目であることに胡坐をかいて、ロビー活動を怠ってきたのは事実でしょう。規則がわかりにくく西欧での人気が低くなっていたことも除外の理由に挙げられています。しかし、この決定が馬鹿げていると日本人の多くは感じたことでしょうし、世界中の多くの人々が日本人の多数派と同じ感覚こそが常識だと思っていることでしょう。今朝のＮＨＫラジオ朝７時台の解説が振るっていました。ＮＨＫ解説者いわく、レスリングの人気が高い日本ではこのニュースを意外に感じたかもしれないが、私は来るものが来たなという感じで受取った。その理由は云々かんぬん（中略）レスリングと並び除外種目になる話が出ていた近代五種はサマランチ前会長の息子を使って政治力を発揮した。結局、レスリングは、五輪種目として残るための２要素、興行力（金儲けの足しになること）と政治力（ロビー活動）のどちらも欠いていた。そして、近代五種と並び除外候補だったテコンドーには一切触れず、でした。
同日、昨年のロンドン五輪での日韓戦終了後、島根県竹島が韓国領土だというプラカードを掲げ、五輪憲章に触れたとして、メダル授与が保留になっていた選手へのメダル授与も発表されました。ところで、ご存知韓国サムソンは、今日五輪の最大のスポンサーの１つです。次の標的は、馬鹿をやり続ける柔道かもしれません。この際プーチン大統領だけが頼りとは思いたくないですｗ。
