国内不況と過当競争、そして何よりも見るに値しない低俗番組が目に付くテレビ局、どれが主犯なのかは想像するしかありませんが、液晶テレビが売れず、激しい値崩れがおきて、日の丸家電のテレビ事業部は、赤字か撤退かの総崩れの様相です。
そこで、テレビ事業部立て直しの一策を考え付きました。名付けて“Nonsense One”。これは、当事業計画及び商品の名称に使います。商品としてのNonsense Oneは、普通の液晶テレビですが、「地上波1テレビ局に限り、どのように受信機をいじっても絶対に視聴することができない」という構造になっています。見ることのできないテレビ局は、消費者が自由に選択することができます。この受信機は、広告がWeb広告に限られ、販売もInternetを通じて行われるのが原則ですが、家電販売店の店頭にも置かれます。価格は、通常の液晶テレビに比べて1割ほど高く設定されます。
同じ要領で、“Nonsense Two”“Nonsense Three”“Nonsense Seven”などの商品を売り出します。価格は、“Nonsense Seven”が7割増ではあんまりだという意見もあると思いますので、“Nonsense Two”以降は2割増くらいで打ち止めにしても良いでしょう。
地上波が全て見られない“Nonsense Seven”あたりになると、衛星放送とDVDを見るための受信機という特長が顕著になってきます。“Nonsense Two”あたりは、けっこう売れ筋になりそうです。