２０２０年東京五輪開催が決定して、全国民が歓喜に沸いたのが２年ほど前のことです。それから２年足らず、当の東京都知事が醜聞で交代してから、ここまでけちのつき通しの観があります。
建設費２５２０億円＋維持費が年間数十億円とされ、１０００億円以内に納まっている近年の他大会の会場に比べても馬鹿なんですか？ という感じで利権の臭いぷんぷん、全面的見直し当たり前の新国立競技場当初案。
それから間髪いれずに持ち上がった、どう見ても盗作であり、喪章のようにも見えるとの噂もある新エンブレム。招致のときに使った花びらの日の丸デザインで好かったのではないでしょうか。
そもそも、１９６４年五輪が体育の日で明らかなように秋季開催だったのに対して、２０２０年はこの酷暑の時季に開催です。これって、相当な冷却技術の進歩か冷夏の神風が吹かない限り、屋外競技を中心に地獄の東京五輪になる可能性が大です。
５６年ぶりにめぐってきた日本国民が一つにまとまり世界に冠たる五輪を成し遂げる機会、それをぶち壊そうとする不可解な力が働いているのでしょうか？ あまりにおかしなことが続くので、疑心暗鬼になりそうです。
新エンブレム問題は、発表早々外国から問題が指摘されて、むしろ幸運だったかもしれません。過ちを正すのにためらうことなかれです。このあたりで悪いニュースは底入れし、好い方向へ急回復できるよう小さいながら一助になれるような発信ができればと思います。
