エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

シン・ゴジラはまだ見てない

 東宝制作のゴジラシリーズ第29作品目、「シン・ゴジラ」が評判になっています。が、まだ劇場に足を運んでおりません。多分このまま見過ごして、DVDが販売されてから見ることになるのでしょう。このシン・ゴジラ、総監督・脚本を庵野秀明氏が担当した作品であったことを最近知りました。ここでロボットアニメ好きの一人としてひとこと言いたいことは、早くエヴァンゲリオンを完結させろ!ということです。

 新世紀エヴァンゲリオンは、90年代半ば氏独特のキリスト教福音派的な世界観と人類は猿から進化したものではないという「宇宙人降下説」をふんだんに盛り込んで人氣を博し、世界観ロボットアニメの嚆矢となったテレビアニメです。しかし、伏線を張りまくり、謎が謎を呼ぶ展開がどのようにして大団円に行き着くのかと思いきや、最終回が主人公の精神世界を空回りさせるだけで終わってしまうという何とも中途半端な結末しか描くことがかなわなかった残念な作品なのです。

 そのため、庵野監督は、何度か劇場版を作成してエヴァンゲリオンに決着をつけようと試みられているように見受けられますが、新劇場版が「序」、「破」、「Q」と現在進行形であることからもわかるように、いまだ決着つかずという状況なのです。だからといって、エヴァンゲリオンの後に、これを超えようとする数々の世界観ロボットアニメの名作が生まれる契機となった金字塔的作品という評価は微動だにしないといったところでしょうか。今日ロボットアニメを語るに、最低見ておかねばならない基本中の基本は、「機動戦士ガンダム」の第1作(通称「1stガンダム」)とこの「新世紀エヴァンゲリオン」であるというのが個人的な見解です。