エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

20161214_日本経済新聞HL

 フランス革命以降の欧州で成立した国民国家の目的は、「国民の生命と財産を守ること」です。そのために必要なものは金力と腕力です。言い換えると、「経済力と軍事力」、つまり、明治政府が目標とした「富国強兵」は、全く正しい普遍的な国家目標だったのです。ですから、現在も国際社会の役者たちは、金儲けと軍事力強化に邁進しているのです。トランプ次期大統領は、このことをしっかり理解されているようです。次期主要閣僚が、軍人とビジネスマンで占められていることの意味は、つまりそういうことなのです。

(1)トランプ氏、米外交刷新 国務長官偉親ロ派ティラーソン氏

(2)プーチン氏「経済協力、領土に先行」 日本の制裁に不快感


 中野剛志氏が上梓された新著、署名も「富国と強兵」です。しばしの沈黙を破る野心的な大著で、読むのは何時になることやらわかりませんが、期待できる一冊であること間違いなしです。