3月6日の虎ノ門ニュース、武田邦彦先生の寿命と長寿の科学から。これを聴くと「自分のために」といい、個人主義を強調する教育は本質的に誤っていることが分かります。
1.10億年前に雌雄の別が現れて、「肉体の寿命」が無くなった。子に受け継がれてゆくから。例:鮭は生殖が終わると死に、卵がかえって子が誕生するときの餌になる。
2.5億年前に群れができて、「個体の寿命」が無くなった。例:鰯の群れ
普通の群れをつくる生物は1/2の遺伝子を共有、蟻・蜂の類は2/3の遺伝子を共有。
3.大脳 人間に「個」を意識する感情を強くした。
では、寿命は「時間」で決まるのか? 「時間」と「経験回数」で決まる。
もう一つ大脳が発達した生物は、群れに貢献する脳が反応してと寿命が延びる傾向がある。20代(大脳のスイッチ作用による自殺)と60代(細胞のスイッチ作用による自殺=癌の発症)の二つの自殺が存在します。自殺を回避して天寿を全うするものは何か? それは、群れにつくすか否かに依ります。