エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

ソフトバンク携帯

今年4月から仕事用にと契約したソフトバンク携帯についてです。つながり具合に問題ありといわれていた同社の携帯ですが、余計な費用を抑えるつもりで迷わず契約、当初はどこで架けても架かってきても快適につながり、「つながり具合問題」はどこ吹く風でした。

ところが、1箇月ほど前から、何故か部屋の中の受信状況がおかしくなり、極めて不安定な状態になってしまいました。東京のど真ん中で、部屋に入った瞬間に切れる、部屋から架けると間もなく切れる、調子が良くても最長5分といったところです。このブチ切れ状態に心もブチ切れて、携帯電話端末を購入したShopに相談に行ったのですが、東京の街中にあるこの地域で、特に同じような苦情が増えているわけではないような話でした。代替機で試してみたのですが、同じ現象が生じ、端末の問題ではなく、電波状況の劣化であることだけは明らかです。しかし、なぜ部屋の中だけ、こんなにも電波状態が劣化したのか、原因不明のままです。

と思っていたところ、池田信夫氏の「ソフトバンクはなぜつながりにくいのか」(2010年9月21日)というコラム記事を見つけました。山奥の僻地などならともかく、東京のど真ん中でも繋がらないことがあるのは、「基地局の設備投資をケチっているからとしか考えられない。東京では一つの基地局でカバーするユーザーが非常に多く、半径数百メートルでチャンネルがいっぱいになってしまうから、つながりやすさを決めるのは電波の到達距離ではなく基地局の密度である。ところがドコモの基地局が7万6000局あるのに対して、ソフトバンクは3万8000局とその半分。あとの1万8000局は「中継局」と呼ばれる簡易アンテナだ。いまソフトバンクが配っているフェムトセルもこれと同じで、基地局の代わりにはならない。」

http://news.livedoor.com/article/detail/5026105/

仄聞するに、同社が得意としているSmart phoneの覇者iPhoneなどは、常時接続のような形態をとるために、データ通信量は1台で通常携帯端末の10台分なのだそうです。繋がりが悪くなっているのは、Smart phone端末の急増が元凶という訳ですが、データ通信量の増加でMail送信やWebへの繋がりが劣化したというのならば分かり易いと思うのですが、果たして通常の架電通話にも影響が出てくるものなのかいま一つすっきりと腑に落ちないところではあります。

しかし、部屋内の電波状況の劣化は明白で、仕事用に使っている携帯の電波不調は、洒落にならないので、池田氏のコラムでも触れられているフェルトセルを申し込むことにしました。これで室内での通話が改善されればよいのですが、結果については追ってご報告することにいたします。この問題は、寒さが身に応える季節が到来する前に解決してしまい、喫煙もしないのに、携帯電話を架けるのために蛍族のようなことをするはめにならなければよいがと思っています。