エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

電脳の力

 先般将棋の電王戦というものがあることを知りましたが、そのプロ棋士と機械の対戦結果が3勝1敗1分けで機械の勝利ということがちょっとした話題になっておりました(将棋電王戦、最終局もソフト勝利 プロ棋士、団体戦敗北)。物言わぬ黒い箱を相手に将棋を指すのは、対戦馴れしているプロ棋士といえどもやりにくかったことであろうことは想像に難くないのですが、それにしても受け入れたくない出来事ではあります。

 著名なIT企業の経営者などが既に予言していたことですが、コンピュータ、さらに集積回路(チップ1個ですねw)が容量や機能において人間の脳を超えてしまうのは時間の問題のようで、こうなると知識集約型や判断力を要する知的労働さえも機械に代替されることになってしまう虞が俄かに現実のものとなってきます。

 既に自動車の運転も電脳がやってのける時代です(Google自動運転カー、48万キロを無事故で走破 レクサスのSUVも登場)。こうなると人間のできる対処は、芸術や感性のデジタル化からひたすら遠い領域に特化して当面はしのいでおき、最終的には「攻殻機動隊」に使われていた電脳化技術を開発して、電脳を補助脳として駆使して生きてゆくような形態にならざるを得ないのでしょうか? しかし、そうなると「電脳硬化症」という新たな病に苦しむことになるのか。それでは、笑うに笑えないですね。