エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

20191213_日本経済新聞HL

 Brexitが最大の争点となった英国議会選挙の結果は、保守党が364議席を制する地滑り的勝利で終わりました。前日まで、野党労働党との接戦を伝えていた我が国の大手メディアは、またしても判断を違わせる報道に徹してきたことになります。

 

(1)英保守党が過半数獲得 ジョンソン氏「信任得た」

<英国の下院総選挙(定数650)は12日に投開票され、ジョンソン首相の与党・保守党が過半数議席を押さえた。英公共放送BBCによると、確定議席数が過半数ライン(326)を超えた。最終的には数十議席上回る見通しで、ジョンソン氏は「欧州連合EU)離脱に対する強力な信任を得た」と事実上の勝利宣言をした。2020年1月末のEU離脱の道筋が固まった。BBCの予測では、保守党は360程度と改選前の298から約60上積みする見通し。サッチャー政権下の1987年以来32年ぶりの高水準で、歴史的な大勝となる。一方、最大野党の労働党は200前後にとどまる予測で、改選前より50近い後退が見込まれる厳しい状況となった。1935年以来の低水準に沈む見通しだ。>

 → 12日の日経紙の見出し「きょう英総選挙 保守党、優勢も若者票に不安」でした。

(2)米、対中制裁関税緩和へ 農産品輸出・知財保護で合意

<米中両国の貿易交渉が農業分野などで一部妥結に近づき、13日にも制裁関税の緩和で合意する見通しとなった。ホワイトハウス関係者が明らかにした。中国が米農産品を大量購入するほか、知的財産権の保護や金融市場の開放も合意内容に盛り込まれる方向だ。米中は2018年7月に関税合戦に突入したが、発動済みの税率の引き下げなど制裁が一部緩和されれば初めてとなる。>

(3)日経平均終値598円高、1年2カ月ぶり2万4000円台

(4)設備投資なお堅調 日銀短観増税の影響見極めに時間

<取引先の裾野が広く、経済への波及効果が大きい大企業の2019年度の設備投資計画は製造業が18年度比11.3%増、非製造業が4.3%増だった。前回9月の調査時点から製造業は0.4ポイントの下方修正、非製造業は0.6ポイントの上方修正となった。いずれも00~18年度の平均を上回っており、日銀は「企業は長い目でみた投資を継続している」(幹部)としている。>

(5)温暖化ガス排出、50年に実質ゼロ EU首脳会議で合意

(6)米大統領の弾劾決議案、13日に採決延期 下院委

<米下院司法委員会は12日、「ウクライナ疑惑」でトランプ大統領を弾劾訴追する決議案の審議を続けた。14時間超に及ぶ審議後にナドラー委員長(民主党)は採決を13日に延期すると表明した。同委で過半数を占める野党・民主党の賛成多数で可決する見通し。同委で弾劾決議を受ける大統領は1998年のクリントン元大統領以来21年ぶりで、4人目となる。民主は来週の下院本会議で採決し、弾劾訴追をめざす方針だ。弾劾決議案の審議は11日に始まった。トランプ氏を弾劾訴追する根拠として、対ウクライナ外交を悪用して2020年大統領選を優位に進めようとした「権力乱用」と、議会の弾劾調査への協力を拒否した「議会妨害」の2つを明記。司法委は権力乱用と議会妨害の条項のそれぞれの採決をする段取りだ。共和は決議案の修正を求めたが、いずれも否決された。>

(7)首相、インド訪問を延期へ 治安悪化を懸念

 → 延期の理由を額面通り受け取るか少々疑問も。というのは、英国の選挙結果もあって、印度が距離を置いている亜細亜の枠組みについて我が国も積極策を再考し始めたのではないかということです。