エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

スポーツ観戦

野球が休みのこの時期は、米国ではNFLがPlay offからSuper Bowlへの最高の盛り上がりを見せるのであります。今季は、NFCからは、Chicago Bears、AFCは、Indianapolis Coltsが遂に出てきて、新鮮な組み合わせになったようです。Super Bowlは2月4日だ。

さて、Footballがいまいちの日本では、正月の箱根駅伝がお祭りですが、この時期に真盛りになるのはやはり長距離ということになるのでしょう。昨日は、昼過ぎからの大阪女子マラソンをチラッと見ていたら、渋井陽子原裕美子の高速での突っ張りあいという見ごたえのある内容になり、30KM付近で原が勝負に出て渋井を突き放すまで、ついつい見続けてしまった。原は、2時間23分48秒で優勝し、世界陸上の出場を決めた。昨年11月、雨天の中、高橋尚子との一騎打ちを制した土佐礼子は、悪条件がたたって26分台だったため、世界陸上の出場権は手に入れていない。

しかし、マラソン女子は、次々と有力な選手が出てくる。もともと長距離が好きな国民性に加えて、高橋、野口の五輪二連覇の効果が大きいのだろうな。渋井は、有名選手の一人だが、その走りを見ていると、解説者の沢木氏が指摘していたように、着地で脚に負担がかかりやすそうな走法で、後半の失速や故障の問題を抱え易いと素人目にも思われた。調べてみると、渋井という選手は、高速で逃げ切った時はすばらしい記録を出すが、後半失速した時は、負ける。その繰り返しで、後半失速は、惨敗の印象が強いが、これまで、棄権したことはなく、全て完走。このあたりは、受ける印象とは違う。同僚の土佐は、速さと言う武器はないが、安定度は抜群で、5位以内入賞を確実にこなす。見るからに才能豊かと言う感じではないが、年齢や実績からもう上がりと傍目には思われた辺りから強くなりだしたところも土佐のすごいところだ。

五輪に出場したような素質のある選手でも、Sydneyの市橋は競技を止めてしまったようだし、Athenの坂本は怪我に泣いているようだ。高橋尚子も、ここ数年なんでこんなに怪我ばかりするのだろうと思うくらい怪我が多くなった。強烈な向上心を維持して豊富な練習をこなし、それを何年も続けることは、限られた選手だけができることなのだろう。しかも、豊富な練習量と怪我は、裏腹の関係で、自分の身体を熟知して、その折り合いをつけることもできないと、選手生命は短いものになる。これは、口で言うのは簡単だが、具体的には身体感覚を研ぎ澄ませて、自分の身体各部の声を聞くということなんだろうか。練習をサボる口実ではなく、こう言うことができる人は、そうはいないだろう。

季節に関係なくできる室内競技では、朝青龍講談社系の週刊誌に八百長疑惑を指摘されて、相撲協会横綱本人に事情聴取すること。また、Wrestlingの全日本選手権が行われていて、五輪の入賞者など有名選手が優勝したことは伝えられているが、総合格闘技のKidが選手権に出場して敗れた上に、右ひじ脱臼の大怪我をしたこと。この2件は、Netでは周知だが、主要報道機関ではあまり伝えられていない印象を受けた。