エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

Garnet Crow

“Call my name”は、10年余り前のAnime“Project Arms”のEndingとしてかかっていて当時は気になっていた曲なのですが、いつの間にか忘れていたその曲の作詞、作曲及び演奏を担当したのが、このGarnet Crowだったことを最近になって知りました。

Garnet CrowWikipediaなどで検索してみると、爆発的な大ヒット曲はこれまで無かったものの、2002年の「夢みたあとで」を始めとするヒット曲を擁し(「名探偵コナン」の主題歌を数曲ものしているのですね)、メジャーデビュー以来10年余りの間、文字通りコツコツと真面目に確実に歩んできたことが分かります。Garnet Crowは、Vocal及び作曲担当の中村由利、Key Board及び作詞担当のAZUKI七、Key Board及び編曲古井弘人、Guitar岡本仁志の男女4人組のグループです。

Garnet Crowは、とても魅力のあるグループだと思います。小生の独断による推測にすぎませんが、このグループが西欧のどこかの国で誕生していたならば、もっと人気が出ていたのではないかと思っています。派手さはないし、何とかして売り込もうという商魂たくましさもない、ただ良い曲を創作し、素晴らしい演奏をしようという姿勢がほぼ10年間変わらずに貫かれています。真面目さIntelligenceを感じさせる雰囲気がGarnet Crowの持ち味かもしれません。

10年前の1st Album“first soundscope〜水のない晴れた海へ〜”と昨年12月発売の“parallel universe”を聴き比べてみると、そこに10年の時の流れをほとんど感じさせない程に変わらぬGarnetらしさ、1st Albumで確立したBrandを良い意味で守り続けているということを強く感じます。中村由利を始め、メンバー全員の才能と実力は水準以上なのですが、才能をひけらかすことはけっしてない、抑制がかかっている感じ、謙虚さなどが独特のGarnetの世界を作り出していて、その価値観自体は時の流れに色あせることはなかったという感じです。

その上で、中村の歌などは、それほど声量に恵まれている方ではないのでしょうが、元々の才能に磨きをかけて年々上手くなっていると思えますし、中村もAZUKIも年齢を重ねて才能と知性を備えた美しさが増してきているように感じられます。Garnet10年余の活動が、いかに充実して実り豊かなものであったか、今昔のLive映像などを見るとそれを感じ取ることができます。

夢みたあとで

Call my name