エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

友好だけが外交だろうか?

 上野動物園のパンダの子が生まれても、一向に盛りあがる気配のないこのところの日支関係ですが、野田首相は、今日になって尖閣を国が買い取るための交渉を始めたことを突然表明しました。2年前の支那漁船の衝突事件時、反日的な対応が記憶に新しい現政権がやることだけに、東京都の尖閣購入の邪魔をするためのいやがらせではないかと勘ぐってしまいます。

 亜細亜の周辺いたるところで紛争の種をまき散らし、我が国とも領土紛争の火種を抱える支那ですが、こんな状態の国と友好関係を積極的に推し進めることによる国益が果たしてあるのでしょうか? むしろ、関係は必要最小限に留め、適当に距離を置くようにした方が賢明というものです。もちろん、諜報活動は怠らないということが大前提ですが。

 そもそも我が国は、半島の歴史とは異なり、支那朝貢関係を持ちませんでした。そのこともあってか、我が国は支那から漢字をはじめとして多くの文化や技術を取り入れたのにもかかわらず、舶来文化の主体的な取捨選択を行ってきました。例えば、悪名高き「宦官制度」のような忌まわしい制度はしっかりと間引いている点、日本人の精神の健全性を物語っています。こういう取捨選択は、雰囲気や空気だけの友好ムードなどに流されていては、到底期待できないことです。やはり、しっかりと距離を置いた冷静な付き合い方を模索することが、国益に合致していると考えて間違いないと思います。

「黙ってみててくれと伝えた」 東京都の石原知事、一問一答