エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

NHKに日和見の兆しか2

 今朝の7時台のNHKラジオでは、再開発中の東京駅広場に「愛のブロンズ」像が復活したことを伝え、その後の海外情報では、東南亜細亜と一帯一路について、報じておりました。ちなみに、NHK受信料制度に関する最高裁判決が昨日出されたばかりです。

 甘い見方かもしれませんが、その伝え方に変化の兆しが感じられました。「愛のブロンズ像」の方は、終戦時の東京裁判により戦犯とされた方々のために、遺族達が戦後建立したものだそうです。像についてのそういう歴史的な背景は、一切教えられない今日の日本社会でNHKがこれを取り上げたこと自体驚きでした。

 一帯一路については、いつも通り外国のデマゴーグの垂れ流しと勘ぐっていたところ、東南亜細亜、主にマレーシアの華僑たちの受け止め方が紹介されましたが、必ずしも支那べったりではないことを指摘していました。そもそも彼らは、支那大陸から敢えて出ていった人々であり、これまで支那関係のビジネスで煮え湯を飲まされた経験を持つ人々もいて、一帯一路の流れに乗って金儲けができれば十分という冷めた見方をしているという伝え方をしておりました。一帯一路に対する我が国からの警戒心を緩めようという隠された意図があるのかもしれませんが、今のNHKは、微妙に揺れているのかもしれません。