安倍元総理の暗殺事件以来、カルト宗教がテレビや新聞紙面をにぎわしています。それでは、宗教とカルトを区別する客観的な基準というのがあるのかという点が意識されます。フランスという国は、1789年の理性主義の革命の影響なのか、先進国の中でもとりわけ宗教と政治を厳格に分離するという原則を貫いている国と聞きます。
仏カルト規制法的な法律におけるカルトの定義
(1)入信した人を精神的に不安定にさせる
(2)法外な金銭的要求をする
(3)生まれ育った環境との断絶を教唆する
(4)健全な身体の損傷する
(5)児童の閉じ込めをする
(6)反社会的な教えをする
(7)公共秩序のかく乱する
(8)多くの訴訟事案を抱える
(9)通常の経済流通経路からの逸脱する
(10)行政当局への浸透の企てをする