エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

納豆痩身法

ここのところ、夕方スーパーに行くと、納豆が消えている日が続いていた。Mail Magazineに納豆Dietなるものを始めたと言う記述を数回見かけた。この二つの事実から、巷ではそういうものが流行りだしたらしく、納豆が突然品薄になっていると言う仮説に漸くたどり着いた。納豆Dietなる記述を見た瞬間ピンと来なくてはいけないのだろうが、鈍感なもので今頃気が付いた。近眼なので昨日まで目に入らなかったのか、今日からの掲示なのか、「あるあるに紹介されて云々」とご丁寧に注意書きが出ていた。これでへなちょこな調査をするまでもなく、仮説が裏付けられた。

それで、つぎなる仮説はちょっと飛躍して、「今や多くの人が、あるあるのような健康番組で報じたことに簡単に反応するようになったのは、TV報道に対する依然として高い信頼感、自身の健康に対する関心の高まり、および、自分のために何かをすると言う個人主義的発想の浸透があるのではないか。」

一般人は、依然としてTV報道の権威にひれ伏しているのだろうか。あれだけくだらない番組を垂れ流し、Internetからの侵食を受け、最後の砦と思われたNHKの醜聞と、TV離れが進んでいるようにも思われるが。また、自身の健康にはこれだけ関心が高いのに、同じ国で虐め、子供の虐待、そして残虐な殺人などが増えているように見える。これは何故か、という問いの解答として、「自分のためになるから○○しなさい式の個人主義の行きすぎではないか。」と言う仮説を立ててみた。この仮説は、実証するのがとても難しそうだが、もし当たっているとすれば、一つの解決策は、「他人様のためになるから○○しなさい式に改める」ということになるのだろう。

日銀は金融政策決定会合で、今週0.25%誘導金利を引き上げると予測され、市場でも7割方織り込まれていたようだが、本日の新聞報道などで、やはり、利上げはないということになったらしい。新聞の権威もまたTV同様捨てたものではないようだ。それにしても、この報道の通りになると日銀は根性なしということになる。主張としては、12月に利上げしないで、状況にほとんど変化が見られない今月利上げするならその根拠を示してくれという自民党幹事長の方がよほど論理的だ。しかし、選挙の柵に縛られることなく、大局的な見地から利上げが正しい選択なのだと思えば、日銀は断固として利上げすれば良い。利上げが誤りであったと言うことになれば、福井が責任を取って辞めればよいだけの話ではないか。しかし、この良くしゃべるおっさんにそんな覚悟はとても期待できない。Live Door事件の時の身の処し方からして、判断力は非常に低いと見る。かくして、今回の利上げはなし。従って、USD高円安がもう少し続くと見たい。