エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

交響詩篇エウレカセブン12話 Acperience01 B

Coralianに生身のまま接触することに成功したRentonだが、Eurekaを見失い、Coralianが見せる夢の中をさまよい歩く。最初は学校の教室の中のようだったが、異変が起こり、便所に逃げ込むと、急にもよおして便器を使おうとする。しかし、どの扉も“Occupied”=「入ってます」の返事。最後の空いた扉を開けると巨大な便器が現れ、何者かに背中を押されて便器の中に落とされる。

Occupiedは、飛行機のトイレなどでおなじみです。「入ってます」と言うのもこれを言えばいい訳だ。しかし、よくよく考えると、この声の主はAnemoneで、男子トイレを占拠しているとなると、Pervert=変態はよっぽどお前の方だと言ってやりたくなる場面。

“I have a feeling that someone was calling for me.”=「今、誰か俺を呼んだ気がする。」そして、象徴的な冷蔵庫の場面。真っ暗闇の中に忽然と冷蔵庫が現れ、開けると中には、裸の少女がうずくまっていて、“Pervert”=「エッチ」 と怒鳴られる場面だ。その少女こそ、The Endの操縦士Anemoneであり、Eureka以外にZoneとの親和性を持つ者、そして、Rentonを便器の中に突き落とした張本人なのだった。

不思議な夢の世界をさまよい続けるRentonに今度はSkyfishが話しかけてくる。“Hey, did you know this. There's tons of hatred in the world and there isn't even any reason for it. Since something I  can't understand, there's no way you can possibly understand it. Even so, it's definitely there. Look, there's a bunch of it scattered all over the place. A hatred without any name...I gotcha.”=「ねえ、ねえ、知ってる。世の中には、理由の無い悪意が山ほどあるんだよ。私にも理解できないし、あんたに理解なんかできる訳も無い。でも、それは確かにいる。ほら、そちらこちらにいっぱい散らばってる。名前の無い悪意がね...捕まえた。」Skyfishの正体は、Anemoneだった。Anemoneは、Rentonに呼ばれたと勘違いしていたようだ。Rentonが呼んでいたのは、もちろんEurekaで、EurekaもRentonを探していた。

出雲艦では、Dominicと艦長の対立がまだ続いていた。“I realize that you're dissatisfied with the way which I've been commanding the troops, I'm sure specially true in light of past events.”=「自分が責任者として隊を指揮することにご不満をお持ちなのは、過去の経緯もありますし、十分理解しているつもりです。」 “You're worrying a stupid thing like that? You really don't think much of me, do you?”=「そんな小さなことを気にしていたのか。随分となめられたものだ。」 “However, this once, protect Anemone and also protect The End. Obey my order.”=「しかし、ここは一つ、Anemoneを、The Endを守るために、命令に従ってほしい。」

You really don't think much of me.これでどうして「随分となめられたものだ。」になるのか。Think A of Bの構文で、「BをAのように評価する」の意味になる。He thinks highly of his parents.=「彼は両親を尊敬している。」 You really think little of me.=「俺も随分と見下されたものだ。」

Anemoneに捕まったRenton“I'm sorry. But I really don't know who you are.”「ごめん、君の事知らないんだ。」 “What do you mean? I came because you called me.”「何よ、呼んでたから来てあげたのに。」 “No, I didn't. You aren't the one I was calling for.” 「違うよ、僕が呼んでたのは君じゃない。」“Oh, so you weren't calling for me. Well, fine then. Who cares about you? You can die.” 悪女Anemoneに食われそうになったちょうどその時、現実世界でThe EndのBascuda Crisis攻撃を受けた時と同じように、Eurekaの手が伸びて救出されたRenton。場面は幻想的な海のような光景に変わり、その中で行方不明の姉Dianneの後姿を一瞬目撃する。そして、傍らにはEurekaが佇む、Renton, Let's go back together.”=「Renton、一緒に帰ろう。」Rentonにとって初めてのCoralianとの接触およびそれに伴う不可思議な体験は終わろうとしていた。Eurekaの導きによってAcperienceその1から生還。