エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

第5回紛争解決手続き代理業務試験に合格しました

昨年の12月12日に行われた第5回紛争解決手続き代理業務試験の結果が、4箇月近く経った本年3月30日に発表され、お蔭様で無事合格しました。この結果、付記つきの特定社会保険労務士に登録変更した後、特定社労士を名乗れることになります。

今回の合格基準点は、100点満点中55点以上、かつ、第2問の倫理問題で30点中10点以上でした。今回は倫理問題が、「継続的に労務相談を受けてきたA社からB社との派遣契約を期限前に解除する相談を受け、解除に当たっての留意事項について指導した後に、小問(1)B社から派遣社員Cを解雇するための解雇手続き及び社会保険の取り扱いの相談を受けることの可否、並びに、小問(2)派遣社員Cから解雇についての紛争解決手続きの斡旋申請依頼受託の可否」という派遣を絡めたやや複雑な問題でありました。今回に限って言えば、倫理問題で躓いた受験者も結構いたのではないかと想像しています。

正解に近いのは、小問(1)は受けられるというか、単なる手続き事務代行の依頼で社労士法20条で受けるべきという結論で論理展開するということだったのではないでしょうか。また、小問(2)は、小問(1)のような事情が無かったにしても、対A社との関係で利益相反守秘義務違反が生じる恐れが強く、受けるべきではないというのが結論だったのでしょう。小生は、どちらも受けるべきではないでまとめたのですが、点数は16点でした。第1問は52点、合計68点ということで何とか合格という成績、合格者の平均点を下回っているのではなかろうかと思われる低空飛行です。

まだまだ、特定社労士の人数が1万人未満に留まっており、落とすための試験になっていないから良かったものの、今後この位の成績では、不合格になる日もそう遠くはないのだろうと想像され、今回合格できてほっと一息という心境です。

最後に、小生の勉強方法ですが、特別研修で使用した講義教材、グループ研修・ゼミナール教材及び過去問のみで、巷で有名な「おきらく社労士」は使っていません。過去問を3回くらい繰り返し、解答の書き方を研究しました。しかし、当日は、緊張でボールペンが滑ってしまい、通常の文字が書けないという状態になって焦りました。今回の受験では、ペンで字を書く練習もまた必要なことが痛感させられました。

第5回紛争解決手続き代理業務試験結果

受験者:1644人 合格者:1038人 合格率:63.14%

第1回紛争解決手続き代理業務試験結果

受験者:3117人 合格者:2368人 合格率:75.97%

第2回紛争解決手続き代理業務試験結果

受験者:4289人 合格者:2802人 合格率:65.33%

第3回紛争解決手続き代理業務試験結果

受験者:2629人 合格者:1912人 合格率:72.73%

第4回紛争解決手続き代理業務試験結果

受験者:1603人 合格者:1219人 合格率:76.04%