エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

黒田から大谷へ技術の継承

 今年の日本シリーズは、広島対日本ハムの対戦となりました。昨夜の第4戦までの対戦成績は両チーム本拠地での2勝ずつで、連日の好ゲームが続き予想以上の盛り上がりを見せています。それにしても、第3戦で見せた大谷選手のサヨナラ打、劣勢だった日本ハムにとっては、起死回生の一打となりました。相変わらずの大谷選手の人間離れした活躍と存在の大きさには吃驚させられます。

 これからの展開予想は、両チームの力が拮抗していて難しいのですが、今夜日本ハムが大谷選手の打席が絡んで勝利し、1日あけて敵地での第6戦又は第7戦で大谷投手が先発して広島打線を抑え込むのではないかと漫画のような展開を期待せずにはいられません。

 大谷選手は、天賦の身体能力、頭の良さ、容姿端麗、そして努力を惜しまない性格と宇宙人的な才能の持ち主のようです。その大谷選手が、第3戦の黒田投手との対戦について次のような感謝の言葉を残しているそうです。「ほぼ全球種を打席で見ることができた。間合いやボールの軌道が勉強になった。」、「(カットボールツーシームは)今後必要な球種。(習得する際に自分のイメージに)軌道があるのとないのでは違う。」

 これと同じような話は、かつて大リーグ移籍前のダルビッシュ(現レンジャーズ)が前田(現ドジャース)の打席で全球種を投げ、マウンドからエースの投球術を伝えたことがあるそうです。今季開幕時には、野球賭博問題で揺れた日本プロ野球界でしたが、日本人エースらしい良い話だと思いました。こういうエースの技術の継承の仕方が残っているのはやはり捨てたものではないと思ってしまいます。
大谷 黒田から魂受け取った「ほぼ全球種見せてくれた」