エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

風邪気味です

一年半ぶりくらいに風邪を引いてしまった。この週末は、活動を最小限に抑えて睡眠を十二分にとって静養に努めている。

体調が悪いと、そのことが精神に影響するのか、心に染み入るようなAnimeが見たくなる傾向にあるようです。Robot物では、私の場合、「蒼穹のファフナー(Fafner)」です。Fafnerは泣けます。そして、登場人物の個性が非常に日本的。例えば、FafnerのSystemは自己犠牲を否定しているのですが、そのSystemとは裏腹に物語に登場する人物は竜宮島と同胞を守るために次々と犠牲になってゆく。この辺りの感性は、痛切に心に響き、涙無しには見ていられない。どんなに、西洋文明に染まった日本人も海外に長期間滞在すると、妙に演歌的な曲(中島美幸なども含めた広義の演歌)が聞きたくなったり、アンパンが無性に食べたくなったりする、その感覚に近い感性を刺激するのは、Fafnerなんでしょう。

登場人物が次々に死ぬと言えば、正月に見た「逆シャー」です。これは、私としては、何か違和感の多い作品でした。この作品は、意味もなく人が死に過ぎる。アムロやシャーが一年戦争を戦ったFirst Gundamの続編であり、アムロとシャーの因縁の対決に決着をつける作品と言う位置づけにしては、今一、今二くらいの作品です。シャーがララァ・スンを自分の母親になる女だったとか戦闘中に叫んでいるのも、解釈を誤っているとしか思えないと言うか、逆シャーのシャーは、髪型も含めて本当にだめだめなのではないかと思った次第。

その他では、以前非常に展開の仕方が難しい世界観と設定をしてしまって、失敗に終わる可能性が高いと書いた最新の「機動戦士Gundam00」だが、主題歌が変わり、第二幕に突入した。これまで、予想外に良くやっている。相変わらず、中東出身で意味深長な名が付いている主人公「刹那・F・セイエイ」の性格がはっきりしないのが気になるが、?Robot Actionは、優に合格点、?人間関係および?世界観もここまでは是としたい。Opening、Endingとも絵、曲が凝っているし、こんなところで全然手を抜いていないのは、さすが金がかかっていると感じた。

現実の世界情勢を暗喩ではなく、直喩で描いていこうと言うことのようなので、これからの展開が難しいところだが、最後まで質が保てるか見守りたい。Sunriseには、機動戦士の名をつけたRobot Animeを悉く秀作にして描ききってもらいたいものだ。

と、何か好き勝手なことを書いていたら少し気分が良くなってきた。これも日本Animeの神通力と言うものだろうか。