エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

第5回紛争解決手続き代理業務試験を終えて

変化の年2009年も慌しく師走に突入です。

小生は、10月から第5回紛争解決手続き代理業務試験を受けるための特定社労士研修を週末受講しておりましたため、今年の慌しさは、ここまでより一層の感がありました。

その試験がようやく先週終了しましたので、社労士の皆さんの何かの参考になるかと思い、ご報告いたします。紛争解決手続き代理業務試験に合格すると付記付きの特定社労士になります。紛争解決手続き代理業務試験およびそれを受験するための特別講座に関する情報は連合会のHPを参照してください。

http://www.shakaihokenroumushi.jp/social/approach/index02.html

さて、特定社労士ですが、社労士法の全ての業務ができる社労士で、俗に「限定解除の社労士」とも言われ、小生は中型しかもっていないのですが、せめて社労士は限定解除で行こうということで今回の研修に参加しました。

研修は、大勢で憲法民法、労働法などのVideo講義を聴講する集合研修、Groupに別れて事例研究を行うGrp研修、Grp研修で作成した申請書と答弁書について弁護士が講義をするSeminarからなり、想定以上に自分にとっては身になる研修だったと総括しています。

特に良かった点を挙げるとすると、

1.労働法の講義で、民法と基準法を橋渡しする労働契約法の意義がかなり明確に理解できたこと。

2.Grp研修でGrpのために積極的に動けたこと。(これは、日頃の心がけのせいか、身体が自然に動く感じですね)

3.Grp研修でGLをやってくださった先輩特定社労士の先生が大変良い方で、小生と同年代の方ですがこの道では「師」と言える方に出会えたなと言う感じです。我がGrpの成果物も出来はよかったです(自画自賛!!)。

4.Grp研修の事例研究は、社労士の受験時に学んだ知識を現実の事例に当てはめて考える作業で、非常にためになります。

5.Seminarでは、Grp研修の成果物に関する講義だったので積極的に弁護士に質問しました。弁護士でもこの程度のものかという錯覚を十二分に持つことができました。

Grp研修の際には、Grpに参加された他の社労士のために動き、Seminarでは、聴講者全員にも何かの参考になるよう鋭い(と本人は思っている)質問をかなり発しました。講義が終わったあと個人的に聞きに行く人も見かけましたが、他人に聞かれるのを憚るよほどくだらない質問なのか(それならばしない方が良い?)、他人に貢献するために社労士資格を取得したことを忘れているのか、と思ってしまいます。

さて、肝心の試験ですが、社労士の本試験とはまったく異なり、記述式の事例問題です。「重箱の隅」問題の多かった本試験にうんざりしている人には、良いかもしれません。今年は5回目で倫理問題が想定外に難問だった感じで、苦戦しました。試験後Grpで集まったときの感想も同様なものが多く、3月の発表で見事桜は咲くかどうか、微妙、といったところです。