エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

2012-01-01から1年間の記事一覧

支那語の変遷についての考察

東洋史家、宮脇淳子先生の話を聴いていて一つの思い付きが閃きました。思い付きですので、誤っているかもしれませんが。支那語を見ていると、多くの日本語と共通の熟語を使用しています。例えば、日本人が明治時代に創った「経済」などという言葉はそのまま…

由らしむべし、知らしむべからず

「子曰、民可使由之。不可使知之。」(泰伯第八) 「子曰く、民は之に由らしむべし。之を知らしむべからず。」 論語に出てくるこの教えは、大衆には情報を公開せず、被支配の対象としてひたすら政府に従わせておくのがよいというような意味で語られることが…

嘘の慣性力_原発事故

中部大学の武田邦彦教授は、昨年の震災によって引き起こされた福島第一原発の事故についても、「嘘の慣性力」が作用していると分析されています。 1.地震で原発は壊れない? これまで、我が国の原子力開発においては、安全神話があり、「地震で原発は壊れ…

嘘の慣性力_地球温暖化

福島原発事故の発生以来、その発言を傾聴するようになった中部大学の武田邦彦教授が、「嘘の慣性力」という演題で、何回か動画を上げておられました。面白い内容なので、要点をまとめてみました。「嘘の慣性力」とは、国家や国際社会などの大きな共同体で、…

ロボット・アニメと家出に関する考察

今日のRobot Animeの隆盛の礎を造ったのは、何といっても70年代後半の「機動戦士ガンダム」と90年代半ばに放映された「新世紀エヴァンゲリオン」です。ただ、 両作品は人類の進歩・進化について肯定的か否かにおいて、正反対の立場であるよう…

大相撲を楽しむ_稀勢の里

新大関稀勢の里については、素質には恵まれていますが、ただ気の荒いだけの悪役力士と当初は思い込んでいました。稀勢の里が面白いと思い始めたのは、やはり横綱白鵬の連勝記録を阻止した一番からです。いまや日本人力士の中で白鵬関と互角に戦える力士とい…

大相撲を楽しむ_横綱白鵬

昔々「巨人、大鵬、玉子焼き」という言い回しが人口に膾炙していた時代の残滓に引っかかっているため、私にとってプロスポーツと言えば、野球と相撲を意味します。最近は、どちらも往年の面影が無くなり、人気凋落を競い合っているようですが。特に、大相撲…

新年のお慶びを申し上げます_2012

新年のお慶びを申し上げます 兎年の昨年は、西側世界全体が飛躍の年どころかバンジージャンプしてしまったような一年でありましたが、大震災と津波による被害を被った我が国においても、これからの数年間は、その国力と叡智が試される試練の時になると思われ…